
ドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー』シリーズに2019年から出演してきた俳優のアンジェリカ・ロスが、同作のプロデューサーであるライアン・マーフィーとの過去のメールのやりとりを暴露し不満をあらわにしている。さらに、共演者のエマ・ロバーツが謝罪。一体何があったのか?(フロントロウ編集部)
ライアン・マーフィーが黒人キャストで『アメホラ』を撮ろうと計画
ドラマ『glee/グリー』などで知られる大物プロデューサーのライアン・マーフィーが手掛けるドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー』。シーズンごとにストーリーやキャストが変わるアンソロジー形式である同シリーズのシーズン9と10に出演したアンジェリカ・ロスは、米時間9月18日にライアンとの2年間にわたるメールのやり取りのスクリーンショットをX(旧Twitter)で公開。ライアンに不誠実な対応をされたと主張している。

ライアン・マーフィーとアンジェリカ・ロス
2020年7月3日、ライアンはアンジェリカ宛てのメールで、『アメリカン・ホラー・ストーリー』のシーズン11は黒人女性たちを主人公にしたシーズンにするつもりだと明かし、アンジェリカの他に誰が主演を務めるべきかアドバイスを求めた。
「黒人女性たちが主役のホラーシーズンについての君のアイディアを覚えているかな? 僕はこれをやるつもりだ。ストーリーはまだ決まっていないけど、秋には脚本の準備を始める予定。君(アンジェリカ)、キキ・パーマー、ギャビー…そして4人目は誰が良いと思う? まだ決めかねてるんだ」
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自身のアイディアが採用されたこと、黒人女性たちが主演をはる人気ドラマシリーズという滅多にない機会に、アンジェリカは大喜び。自身が推薦する黒人女性俳優の名前を挙げて返信した。
アンジェリカが挙げた俳優には、デビ・モーガン、リン・ウィットフィールド、アルフレ・ウッダード、アンジェラ・バセット、 アミヤ・スコット、ガブリエル・ユニオン、ヴィオラ・デイヴィス、ルピタ・ニョンゴ、ケリー・ワシントン、ハル・ベリーの名前があった。
しかし、ライアンが既読スルーで音信不通に

アンジェリカ・ロス
このメールが送られた後、ライアンはメールを「既読」にしたまま2年ほど連絡が途絶えてしまったという。アンジェリカはなんとかライアンと連絡を取ろうと花を送ったりするも、全く返事がなかったため、2022年2月7日に最後のメールを送った。
「おはよう! 起きたあと掃除をしながら、シーズン11は何にフォーカスするのが良いだろうと考えていた。そして、もしシーズン11が実現した際には、プロデュース側でも参加できないかと考えていたの。もしまだ黒人を主演にしたものを検討しているのであれば、ストーリー全体について様々な案を出すことが出来ると思っている」
