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The Vaccines、アルバム『Pick-Up Full Of Pink Carnations』リリース 収録曲「Heartbreak Kid」先行配信も

Real Sound

The Vaccines

 英国のインディロックバンド The Vaccinesが、アルバム『Pick-Up Full Of Pink Carnations』を2024年1月12日にThirty Tigersよりリリースする。

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 同作は、The Vaccinesにとって通算6作目のアルバムで、ホールジーやフィービー・ブリジャーズなどを手掛けるアンドリュー・ウェルズがプロデュース。The Vaccinesが最も得意とする、ニューウェイブのフィルターを通した60年代風のクラシカルなギターポップ作品で、幸福感とメランコリックなムードが同居している。

 また、同アルバムのリリースに先駆け、収録曲「Heartbreak Kid」が配信された。同楽曲は、今年初めにロンドンで開催されたシークレットギグでも披露されたもの。同楽曲について、フロントマンのジャスティン・ヤングは「世の中には2種類の人がいますーー失恋したことのある人たちと、まだ失恋したことのない人たち。この曲は、世界の人々に思い出してほしいという呼びかけです。多くの人たちがあまりにも頻繁にみんなの心がバラバラだと感じているわけですが、たとえ世界が終わりそうだと思っても、自分の感情に正面から向き合うことで、生きているとより実感できます。喪失と発見をつなぐ混雑したハイウェイで、あなたに寄り添う1曲となってくれるはずです」と語った。

 アルバム『Pick-Up Full Of Pink Carnations』には、フックとメロディ、そしてポップセンスが満載された10曲の新曲を収録。失望させられる現実の人生について描きながらも、楽しさに溢れている。「喪失についてのアルバムです。必ずしも悲嘆に暮れているわけではないけれど、何とか理解して、喪失と折り合いを付けようとしています」と、ヤングは説明した。

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 アルバムのタイトルは、間違って記憶していたドン・マクリーンの「American Pie」の歌詞に由来。ヤングにとって、純真さとアメリカンドリームの終焉を想起させるものとなっている。ロサンゼルスに移住して以来彼は、期待や夢が現実とは上手く一致することなく、幻想だったと思い知らされた。その喪失感との折り合いの付け方が同アルバムのテーマだが、同時にかつて愛した人々や場所への感謝にも満ちている。

(文=リアルサウンド編集部)

 
   

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