今季はリーグでも渋いスタートに
今季のチャンピオンズリーグ・グループステージでは、グループFが『死の組』と呼ばれている。
ここにはパリ・サンジェルマン、ミラン、ドルトムント、そして昨季プレミアリーグで4位フィニッシュを果たしたニューカッスルが入っている。市場での積極補強から急激に強化されているニューカッスルの存在こそグループFが強烈な死の組になった理由なのだが、その評価が早くも揺らぎ始めている。
ニューカッスルは19日にグループステージ第1節でミランと対戦したが、90分間押し込まれ続ける苦しい展開だった。今回はアウェイでの戦いだったが、ニューカッスルが放った枠内シュートは1本のみ。守備に走らされる展開が続き、ミランには25本ものシュートを許している。
結果はスコアレスドローに終わり、アウェイで勝ち点1を拾うことには成功した。しかし当初の期待度から考えれば、ニューカッスルのパフォーマンスに落胆した人もいたのではないか。
実際にSNS上では、「どうしてニューカッスルはトップ4になれたの?」、「これは史上最悪のチャンピオンズリーグの試合の1つだ」など批判的な声も挙がっている。
今季のニューカッスルは国内リーグでも2勝3敗とやや苦しいスタートを切っている。これはマンチェスター・シティ、リヴァプール、ブライトンと厄介な相手との対戦が続いたことも関係しているが、今季のニューカッスルは彼ら強敵にも勝つことを目指しているはず。再びのトップ4入りへ納得できる3敗ではないだろう。
CLでもスッキリしないスタートとなったが、指揮官エディ・ハウはミラン戦をどう見たのか。リーグ戦でも強敵には勝てていないだけに、何か手を打つ必要がありそうだ。