
TVアニメ『呪術廻戦』第33話(第2期9話)「渋谷事変」の場面写真と五条悟役・中村悠一のインタビューコメントが公開された。
参考:非術師視点の『呪術廻戦』 被害者多数の「渋谷事変」から考える一般社会と呪術界の距離感
『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)にて連載中、シリーズ累計発行部数8000万部を突破している芥見下々の人気コミック『呪術廻戦』。初の映画化となる『劇場版 呪術廻戦 0』は、全世界興行収入265億円を記録した。そして現在、TVアニメ第2期が放送中だ。
2018年10月31日19時。渋谷に「帳」が降ろされる。「帳」の中では一般人が大勢閉じ込められており電波も断たれてしまう。多くの術師が渋谷に集まるが、被害を最小限に抑えるため、五条が単独で渋谷駅地下ホームへ。そこで五条は、漏瑚、花御、脹相と相対する。一方、冥冥と同行していた虎杖は人語を解する呪霊と遭遇。呪術師、呪詛師、呪霊が渋谷に集結し、かつてない大規模戦闘がはじまる。
公開された先行場面カットでは、五条が戦闘に入る様子や、花御、脹相、真人の姿などが切り取られている。
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五条の声優を担当している中村は、「渋谷事変」の放送に向けて、「『渋谷事変』は虎杖悠仁の変化が出てくる物語になります。呪術師側と呪詛師、呪霊側との一大決戦のような大きなエピソードで、『呪術廻戦』好きの皆さんには大満足な展開になると思いますので、ぜひご覧いただきたいです」と語っている。
●中村悠一(五条悟役)コメント
・「渋谷事変」で再び現代の五条を演じて
五条らの高専時代を描いた「懐玉・玉折」を経て、現代を描く「渋谷事変」へと突入していくので、時間経過をわかりやすく演じようか、変わらず演じるべきか、悩むところではありました。実際、約10年経って、声が別人のように変わる人はあまりいないじゃないですか。結局はそこまで変えずに演じることになったのですが、シーンによっては「懐玉・玉折」の頃よりも声色を落ち着かせて、視聴者に印象付けるという手法を取ることもありました。
・第2期8話(第32話「渋谷事変」)の漏瑚、花御、脹相との闘いについて
原作では数コマで描かれているものが、アニメでは表現を拡大して見せてくれるのが『呪術廻戦』アニメシリーズの魅力の1つだと思っています。特に戦闘シーンは派手な演出やカメラワークを使って、さらに見ごたえあるものにしてくれる。中でも第2期8話(第32話)のこのシーンは強い者同士の戦いが描かれているので、それがより顕著に表れていると思いました。
アフレコの段階では映像はまだ完成していないので、監督や演出家さんの頭の中にあるイメージを伝えてもらい、テストを重ねてすり合わせていくことで、やっと「こういう完成図を意図しているんだ」とわかってくる。パズルのピースが組み合わさっていくような感覚になる収録で、面白いと思いながら演じていました。
・「渋谷事変」全体を通しての見どころ
今までは1つの戦いにフィーチャーして物語が展開していましたが、「渋谷事変」ではいろんな場所で同時に戦いが行われています。それを1つ1つしっかり見せていくので、その目まぐるしい展開が見どころになっているのではないでしょうか。
僕たちもオンエアで完成した映像が見られるのをすごく楽しみにしているんです。「渋谷事変」は辛い展開も待っていますが、とにかく見どころの詰まった物語になっているので、視聴者の皆さんにも最後まで見届けてほしいですね。
(文=リアルサウンド編集部)