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掛け布団をかけてもらって満足そうに眠る元保護犬 出会った頃は無表情だったコの「現在の姿」にグッとくる!

いぬのきもち WEB MAGAZINE

愛犬が安心した様子を見せてくれると、嬉しいですよね。
今回紹介するのは、Twitterユーザー@kouko_cocoさんの愛犬・幸子(こうこ)ちゃん(取材時4才半)のエピソード。

とある日の出来事。飼い主さんのベッドの上に幸子ちゃんがいたそうですが、よく見ると、朝にベッドメイクをしてキレイにしておいたはずの掛け布団がぐちゃっとなっていたのだとか。

飼い主さんはふと「毛布に包まれたいのかな?」と思い、幸子ちゃんに掛け布団をかけてあげることに。すると、幸子ちゃんはなんとも愛らしい姿を見せてくれたようです。

安心して眠りにつく

掛け布団をかけてもらった幸子ちゃんは満足顔になり、そのまま数時間お昼寝をしていたそうです。安心して眠りにつく幸子ちゃんの姿には、Twitterユーザーからも「かわいいー」「安心感めちゃくちゃ伝わってきます」などと、反響が寄せられていました。そんな幸子ちゃんについて、飼い主さんに詳しくお話を聞いてみることに。

「毛布に包まれたい」と思えるようになったことを嬉しく思う

飼い主さんによると、2年ほど前までは人のベッドに上がらないしつけをしていたといい、幸子ちゃんはいまでも人がベッドにいるときは滅多に自分から上がらないそうですが、日中の人が寝室にいないときにひとりでベッドの上で寝ていることがあるのだそう。

先ほど紹介した投稿も、ちょうどお昼寝の時間でした。ベッドでよくお昼寝をしているという幸子ちゃんですが、あのように掛け布団をぐちゃぐちゃにするのは珍しかったとのこと。

幸子ちゃんがこのような行動をする場合、「毛布が邪魔か、自分の周りに寄せて温まりたいのかのどちらか」なのだとか。あの日はまだ少し肌寒かったため、飼い主さんは「毛布が心地よくて包まれたかったようですね」と幸子ちゃんの気持ちを推察します。

掛け布団をかけてもらって気持ちよさそうに眠っていた幸子ちゃん。飼い主さんのベッドの掛け布団とは別に、幸子ちゃんにはお気に入りの毛布があるといい、寝ているときに毛布をかけてあげると満足そうなため息をつくのだとか。

そのような幸子ちゃんの姿を見ると、飼い主さんはとても嬉しい気持ちになるといいます。

飼い主さん:
「幸子は、子犬の頃に100頭近い多頭飼育崩壊の現場でレスキューされたコでした。その後、1才になる前までシェルターにいて、その間はずっと固いコンクリートの吹きさらしの場所で、人やほかの犬との接触も最小限のまま過ごしていたようです。

うちに来たときはほとんど無表情で人とのコミュニケーションの仕方もわかっていない感じでしたが、3年半一緒に暮らすなかでいろんな感情や思いを伝えてくれるようになり、おもちゃや毛布なども大好きになったんです。

そういう一つ一つの変化を見られることに喜びを感じましたし、毛布に包まれたいと思えることも成長の証なのでとても嬉しかったですね」

「幸せだな」と思ってくれていたら嬉しい

以前から犬と暮らしたいと思っていた飼い主さんご夫婦。「犬を飼うなら保護犬をお迎えしたい」との思いがあり、譲渡会に参加することに。3つの譲渡会を経て、最後の会場で出会ったのが幸子ちゃんだったそうです。

飼い主さん:
「幸子と出会い、お見合い代わりに一緒にお散歩したときに『あ、このコはきっとうちに一緒に帰ることになるな』と感じたんです。『幸せと幸運に溢れる暮らしを送るコになりますように』という夫婦の願いというか、保護者としての決意を込めて『幸子』と名づけました」

「幸せだなと思ってくれているといいなと願っています」と、幸子ちゃんへの思いを話す飼い主さん。幸子ちゃんの笑顔からもわかるように、幸子ちゃんの第二の犬生は幸せであふれていることでしょうね。

写真提供・取材協力/Twitter(@kouko_cocoさん)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ
 
   

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