
牧場でくらすジャック・ラッセル・テリアのメスは、小型犬ながら、自分がみんなを引っ張ってあげなきゃという責任感に満ち溢れている。
それを示すかのように、自分より何倍も大きな馬の綱を口にくわえると、「さあ、散歩にいくからついてきて」とばかりに、意気揚々と走り出したのだ。
馬をお散歩させる気満々の小型犬
ニュージーランド北島、オークランドで暮らす@antpant11 は、牧場で新たに家族として迎え入れた、ジャック・ラッセル・テリアのメス、アンティがどれだけ張り切っているかがわかる映像をTikTokに投稿した。アンティは、柱に結んであった馬を引っ張るための綱を口にくわえる、するっと結び目を外し、馬を散歩に連れ出そうとするのだ。

綱をくわえながら、馬を散歩につれだすアンティ。馬の方が何倍も重いし大きいし、綱をくわえた状態を保つのも大変だろうが、彼女は馬は自分がコントロールできるとばかりに、意気揚々と出かけていく。

実際には、やさしい馬がバランスを取り、アンディに負担がかからないよう配慮しているのだが、アンティは、我が物顔で馬を引き連れている風だ。
愛くるしい牧場のこの光景は、多くの人に笑いと感動を与えたようで、1,200 万回以上の再生回数を記録した。
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思い込んだら一直線、飼い主だけに従うジャック・ラッセル・テリア
ジャック・ラッセル・テリアは、イギリスが原産の小型のテリア犬種で、体重は4~6kgほど。体格は筋肉質で細身だ。イギリス、デヴォン州のジャック・ラッセルという名の牧師が、キツネ狩りのために、地中に潜り込める小さな白いテリアを作りだしたのがこの犬種のはじまりと言われている。
猟犬としての歴史があるため、賢くて好奇心が強く、活発で運動能力が高い。一方、頑固で負けず嫌いなところがある。
思い込んだら一直線という性格が、時に人々の笑いを誘うが、行き過ぎると大変なことになってしまうので、飼い主が手を焼くこともしばしばだ。
また、ジャック・ラッセル・テリアは「この人こそ我が主!」と決めた人には従順に従うが、それ以外の人のいうことはあまり聞かない「ワンマンズ・ドッグ(飼い主以外に従うことが少ない」犬としても知られているそうだ。
飼い主にきちんとしつける力がないと、それを見抜き、暴君と化すこともあるそうなので、飼いたい人はそれなりの覚悟と愛情、忍耐力、訓練力が試されることになるだろう。
written by parumo
ちなみにウクライナで爆発物探知犬として大活躍しているのもジャック・ラッセル・テリアだ。