9月14日、「ホリエモン」(登録者数175万人)が「『ハワイ入国拒否』が話題なので私の入国審査での経験談を聞いてくれ」と題した動画を投稿しました。
入国拒否はビザの虚偽申請が原因?
5日、インスタグラムで活動するインフルエンサーの女性が動画を投稿。「ハワイに来たら入国拒否されました。」とのテロップとともに、アメリカに入国できず強制帰国させられた一部始終を報告しました。
女性は当初、友人とハワイに行く予定でしたが、友人は先に到着しており、1人でハワイに向かったのだとか。しかし入国審査で審査官に怪しまれてしまい、別室に連れていかれることに。そこで警察官から長時間の取り調べを受け、最終的に入国を拒否されたとしていました。
この投稿はニュースでも取り上げられ、大きな話題となりました。コロナ禍の規制緩和により、ハワイには売春目的で渡航する人が増加しており、この女性も売春を疑われたのではないかとみられていました。
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一見すると理不尽に見える今回の出来事ですが、SNS上では入国審査官を評価する声が多く見られました。女性は、渡米におけるビザ免除システム『ESTA(エスタ)』の職業欄に「office worker」と書いており、虚偽申告に当たるのではないかとの指摘が寄せられたほか、撮影目的で持ち込んだ大量の衣類が「観光目的にしては多い」と見なされたことについて、「(ハワイでの写真をSNSに載せるなら)仕事目的になるのかも」といった指摘が寄せられました。その後、女性はXのアカウントを削除しています。
「そもそも本来はインフルエンサーは『ワーキングビザ』が必要」と指摘
ホリエモンも14日の動画でこの件に言及し、「(『office worker』としてハワイに来たのに)服を山のようにトランクに詰めて(行くなんて)、馬鹿な女だよね」とコメント。強制帰国になるとその後10年ほど入国できなくなるといい、「ビザまた取り直すのとかめちゃくちゃ大変なんで、良い子は絶対マネしないように」と呼びかけました。
入国拒否の原因について、ホリエモンはESTAの虚偽申告以外の可能性にも言及します。インフルエンサーとしてアメリカを訪れる場合、厳密には「『ワーキングビザ』を取らなきゃいけないですね」と指摘するホリエモン。自身が経営する和牛専門店、WAGYUMAFIAの浜田寿人シェフがアメリカでイベントをする際には「アーティストビザ」を取っていると話します。
再生ホリエモン自身も入国審査には苦い思い出
ホリエモン自身は証券取締法違反の逮捕歴があることからESTAは利用できず、短期商用・観光用の「B-1、B-2ビザ」を利用しているとのこと。逮捕歴がデータベースに記録されているため、入国する度に「別室に連れて行かれるんです」と実情を語りました。
また、自身も今回の女性インフルエンサーのようにハワイの入国審査に手間取ったことがあるのだとか。取り調べでは「証券取引法違反で捕まってるけれども、日本でそういった罪で捕まってる奴らはヤクザが多いだろう。お前はヤクザじゃないのか?」「前回(アメリカに来たとき)はサンフランシスコだったろう。その前はヒューストンだったろう。(中略)なんでこんないろんなとこ行ってんだ?怪しいことしてるに違いない」など疑われたというホリエモンは、最終的に4時間半ほどかかったと顔を歪めました。
ホリエモンは「ハワイは離島だから(入国審査や手荷物検査などが)めちゃくちゃ厳しい」といい、「自称インフルエンサーみたいな人はハワイ行かない方がいいと思います」とアドバイスしました。