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「露出コーデ」や「ボディタッチ」でハイスペ男性にモテても意味がない本当の理由

女子SPA!

こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。

筆者はLINE公式のチャットサービスにて、年間約1500件のペースで恋愛相談を受けています。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがってきました。

さて、意中の男性に好かれたいときや、好みの男性が来る飲み会や合コンに参加したとき、露出度の高いコーデにしたり、ボディタッチをしたりするという“テクニック”が有効だと考えいてる方も少なくないでしょう。

今回ご紹介する有希さん(仮名)は婚活中の27歳。できるだけ自分の理想に近い男性との結婚を目指し、肌見せできる服を着るためにボディメイクにいそしみ、狙った男性には積極的にスキンシップしているそう。

……ですが、実は真面目な恋愛や結婚前提の交際を目的にしている場合、露出度の高い服を着たり男性にボディタッチをしたりするのは、あまり意味のないことなのです。

※ご紹介する相談内容はご本人の許可を得て掲載しています。ただし、プライバシー保護のため実際のエピソードから一部変更しています。

6~7割の高確率でゲットできるが長続きしない

有希さんは合コン仲間たちから「プロハンター」という異名で呼ばれるほど、狙ったハイスペ男性とかなりの高確率で男女の関係になれるんだとか。

「合コンでも飲み会でも、私が狙うのはその場で一番人気の男だけなんですけど、6~7割は私がゲットできちゃうんですよ。こっちの肌見せて、それで相手の肌に触れてっていうのが、やっぱり必勝パターンだと思っています。でも軽い女って思われたくないから、私からホテルとか家に誘うことはないです。そんなことしなくても、相手の男からちゃんと口説いてきてくれるから、自然と男女の関係になりますよね」

しかし、そんな自信満々の有希さんにも悩みがあるそう。

「関係が長続きしないんです。ほぼ恋人同士みたいなペースで会っている場合もあるし、もちろん付き合うことになる場合もあるけど、数ヶ月で別れるか自然消滅みたいになっていくことが多いんですよ……。自分で言うのもなんですが、けっこうモテるほうだと思うんですけど、どうしてですかね?」

恋愛感情0の状態から1にすることはできない

有希さんのそのご相談に、筆者は次のようにストレートに意見させていただきました。

まず、有希さんは大きく勘違いしていることがあります。

それは“男に恋愛感情を抱かせること”と“男の性欲を掻き立てること”は、似て非なるものであるということです。

有希さんの言うとおり、露出度の高い服を着たりボディタッチしたりすることが功を奏して、狙った男性と男女の仲になれることもあるでしょう。

けれど実は、露出度の高い服やボディタッチという要素では、有希さんが狙っているようなモテ男の恋愛感情を発生させられることはほとんどないもの。もともと恋愛感情を持ってくれていた場合、それを増幅させる効果はあるかもしれませんが、恋愛感情0の状態から1にすることはあまりできないのです。



メーターが高まり“気になり出した”としても…



ここまで説明すると、有希さんは「そんなことないですよ。服装やタッチで私のこと気になり出して、口説いてくるハイスペ男はかなり多いです」と反論してきました。

確かに有希さんが言うように、露出度やボディタッチで男性側の感情のメーターが一気に高まり、“気になり出す”ことはあるでしょう。ただし、そのときに高まっているのは、恋愛感情ではなく性欲だという場合が非常に多いのです。

恋愛感情を抱いているかのように“偽装”する

ここで重要なポイントとなるのが、

≪男が恋愛感情はなく性欲しか抱いていなくても、さも恋愛感情を抱いているかのように“偽装”するケースはよくある≫

ということ。

その女性と身体の関係を持ちたいと考えたときに、恋愛感情があるフリをするのは常套手段。そのため恋愛感情が0のままであっても、この子と一夜をともにしたいという欲望があると、男は恋愛感情で口説いているという演技をするので、一見すると露出ファッションやボディタッチが効力を発揮したように錯覚してしまうというわけです。



恋愛感情か性欲かの判別がしづらくなるデメリット

有希さんは意気消沈しつつも、「長期的な関係になれなかったのは、性欲が高まっているだけなのに、その欲を満たすために恋愛感情があるフリをして近づいてきていただけだったからってことですか」と、構造を理解できたようでした。

――露出やタッチといったテクニックを使ってしまうと、その男性が純粋な恋愛感情から口説いてきてくれているのか、それとも性的欲求を解消するために口説いてきているだけなのか、どちらなのか判別がしづらくなるというデメリットもあるわけです。みなさん、どうかお気をつけて。

<文/堺屋大地>

【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『smartFLASH』、『文春オンライン』、『集英社オンライン』などにコラムを寄稿。LINE公式サービスにて、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。Twitter(@SakaiyaDaichi)。



 
   

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