
愛知県内のロケ現場では、カットがかかった後も目力MAXの堺雅人。乃木の本当の姿は、明かされるのか(写真・久保貴弘)
ドラマ『VIVANT』(TBS系)が、いよいよ佳境を迎えている。
乃木(堺雅人・49)や黒須(松坂桃李・34)らが所属する自衛隊の秘密情報組織「別班」や、ノゴーン・ベキ(役所広司・67)率いるテロ集団「テント」、それを追う公安刑事の野崎(阿部寛・59)。組織の描かれ方のあまりのリアルさに、大物政治家までが「別班」について言及するほどだ。
広告の後にも続きます
リアルさの精度を支えるのが、ドラマの公安監修を務めた勝丸円覚氏だ。きっかけは、約1年前。著書『警視庁公安部外事課』(光文社刊)を読んだ、福澤克雄監督チームから依頼があったのだ。
「私が、海外での情報収集経験がある公安の外事警察出身ということで、白羽の矢が立ったのでしょう。何度もブレーンストーミングを重ねました。私のアドバイスが、緻密なストーリーに練り上げられていったのです」