まるで、たぬきのような見た目をしたサビ猫のめいちゃんは、ちょっぴりドジっ子なおっとりさん。
先住猫のぽんたくんとじゃれあって交友を深めつつ、飼い主であるぽんた師匠の下僕さん(@ponta_master)宅で、マイペースにニャン生を謳歌しています。
ブリーダーサイトで出会った温厚な性格のサビ猫をお迎え
出会いは、2019年の6月。当時、飼い主さんは先住猫である、ぽんたくんがひとりでのお留守番を寂しがらないように、妹猫を迎えたいと考えていました。
すると、ブリーダーサイトを見つけてすぐ、おっとりとした性格である、めいちゃんを発見。

「めいの写真を見せた時、旦那さんは『かわいい子だけど、会わないと分からないね』と言っていたので、まさかの一目惚れに、びっくりしました」
新入り猫の登場で先住猫の日常にも変化が
譲渡当日、引き渡しが終わり、車で家路を急いでいると、めいちゃんは車内で、ずっと喉を鳴らしていたそう。
お迎え当初は、ぽんたくんが威嚇をしたため、めいちゃんはしばらく別室で過ごすことに。めいちゃんの部屋には、ぽんたくんの匂いがついたものを置き、早く慣れられるように配慮しました。
しかし、それは杞憂に終わります。飼い主さんがぽんたくんと仲良くなれそうな性格の子を吟味したからか、2匹は1週間ほどで仲良しさんに。めいちゃんが来てからというもの、寝てばかりいたぽんたくんは元気に遊び、楽しそうな姿を見せてくれるようになりました。

お出迎えや“モーニングふみふみ”に癒される日々
飼い主さんだけでなく、ぽんたくんの心も掴んだめいちゃん。子猫の頃は、少しお転婆なところがありましたが、大人になるにつれて、よりおっとりとした性格に。
めいちゃんは天真爛漫な性格であるものの、飼い主さんが帰宅すると、律儀にいつも玄関まで来て鳴き、お出迎え。朝は、かわいらしい肉球でふみふみをし、飼い主さんを起こしてくれます。

サビ猫にはオンリーワンの魅力がある
また、ちょっぴりドジな一面があるのも、ご愛敬。飼い主さんは、ソファーから足を踏み外して顔からコケるめいちゃんの姿に、笑わされることもあります。めいちゃんと出会い、飼い主さんはサビ猫の魅力を知ったそう。「賢くて甘えん坊であざといところ」がサビ猫の魅力だと語っていました。

<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291