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『どうする家康』木村昴に『VIVANT』花江夏樹も ドラマで声優の需要が高まっている背景

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『どうする家康』写真提供=NHK

 声優がドラマに出演する機会が以前にも増して当たり前になっているように感じる。昨今の出演例を挙げながら、起用が続く理由を考察したい。

参考:パブリックイメージも大きな要因に? 花江夏樹がアニメや映画などに起用され続ける理由

 例えば、放送中のドラマ『VIVANT』(TBS系)。その第6話には、花江夏樹が出演した。花江といえば、アニメ『鬼滅の刃』の竈門炭治郎役で知られている声優。『VIVANT』公式X(旧Twitter)にて花江の出演は事前に発表されていたものの、どんな役で登場するかは放送まで極秘。ファンの間では、声のみの出演ではないかとの予想が挙がっていた。

 しかし、いざ蓋を開けてみると、主人公・乃木憂助(堺雅人)が帰国した際、花江は空港のモニターに映し出されたニュース内でアナウンサー役を演じていた。ダルバン共和国で起きた爆破テロの詳細を伝えるという一役を担っていた。

 ちなみに、花江が出演したのは、第6話の監督・宮崎陽平と高校時代から友人だったからとのこと。そのことを宮崎監督はXで小ネタと共に紹介し、ドラマファンと花江のファンを喜ばせていた。

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 また、今クールのドラマだと『転職の魔王様』(カンテレ・フジテレビ系)の第6話には宮野真守がゲスト出演。宮野の役どころは、これまで6回の転職を経験している八王子道正、通称“転職王子”。営業トップにもかかわらず「飽きちゃった」との理由で転職を繰り返す八王子は個性強めなキャラクター。「先月も売り上げトップで表彰されちゃって、あはははは」と口をパクパクさせながら、コミカルな表情で笑う姿は、まさに表情筋が豊かな宮野だからこその演技。それでいて、番組後半にいくにつれて自身のキャリアに葛藤していく姿は安定の演技力で、1話の中で移り変わる心境を見事に表現していた。宮野はNHK連続テレビ小説『らんまん』でも主人公・万太郎(神木隆之介)の人生に大きな影響を与える重要人物・早川逸馬を好演。物語の最終幕の再登場へも期待が高まる。

 TBS金曜ドラマ『トリリオンゲーム』では、津田健次郎が番組制作会社の報道プロデューサー・功刀として活躍。津田といえば、4月期のTBS日曜劇場『ラストマン-全盲の捜査官-』での俳優っぷりも話題になったばかり。俳優なら誰しもが憧れるドラマ枠に次々と出演していることからも、津田の俳優としての安定感は折り紙付きだ。『トリリオンゲーム』で特に印象深かったのは第7話、ハル(目黒蓮)に「お前が報道をやりたい、本当の目的は?」と問うシーン。津田の持ち味である渋い声色と絶妙な間合いが緊迫感を助長させており、ハマり役だなとしみじみ感じさせた。

 NHK大河ドラマに出演する声優も続々増えている。記憶に新しいものを一つ挙げるとしたら、『どうする家康』に出演した木村昴だろうか。木村といえば、昨年放送された『鎌倉殿の13人』にも出演。2年連続で大河ドラマ出演となった木村は、武芸で活躍する家系に生まれ、戦場では先鋒を務める大男・渡辺守綱という役どころだ。その演技っぷりに対しては、木村が長年演じるジャイアンを彷彿とさせるとの評価も。実際、木村は公式からのコメントで「僕がずっと演じてきた、あの“ガキ大将”」とも通ずると話していたので、納得だ。

 その一方、8月18日に公開されたばかりの映画『尾かしら付き。』では、コミカルながらも“頼れる近所の兄ちゃん”のような日焼けサロンの店員を好演。ステージでの経験も豊富な木村ならではの役幅の広さには感心させられる。

 言うまでもなく、今回例に挙げた活躍例はほんの一部。では、なぜ声優が俳優としての活躍の幅を広げるのか、そこには大きく分けて2つの理由があると考えられる。

 1つは、演技力のベースが担保されているからだろう。もともと声だけの演技で見せてきた声優が、声と身体を使って表現する役者としての姿はいち視聴者として唸らされるものが多いと感じる。

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