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尾上松也・中村歌昇・坂東巳之助ら出演! 平成最後の『新春浅草歌舞伎』製作発表レポート

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次代の歌舞伎界を担う花形俳優が顔を揃える『新春浅草歌舞伎』。若手歌舞伎俳優の登竜門として39年の歴史をもち、いまや、お正月の風物詩として広く愛され親しまれている舞台だ。平成最後となる『新春浅草歌舞伎』は尾上松也、中村歌昇、坂東巳之助らが出演する。201 8年12月17日に東京都内で行われた製作発表の様子をお伝えする。
 
戦後、浅草での歌舞伎興行はしばらく途絶えていたが、昭和55(1980)年の正月に『初春花形歌舞伎』として復活。以来、平成15(2003)年に『新春浅草歌舞伎』と名称を変え、新たな歌舞伎ファンを増やしながら、浅草公会堂にて初芝居の公演をしている。今年もお年玉年始ご挨拶から始まり、第一部(午前11時開演)で『戻駕色相肩(もどりかごいろにあいかた)』、『源平布引滝 義賢最期(げんぺいぬのびきのたき よしかたさいご)』、『芋掘長者(いもほりちょうじゃ)』、第二部(午後3時開演)で『寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)』、『番町皿屋敷(ばんちょうさらやしき)』、『乗合船惠方萬歳(のりあいぶねえほうまんざい)』が上演される。


尾上松也



尾上松也は「私たちが中心となって公演をさせていただきまして、今回で5回目。感慨深いものがございます。平成最後の浅草歌舞伎ということで、大きな節目になるのかなと思っております。今回は今まで以上に団結力を持って、浅草歌舞伎を盛り上げたいという思いもあり、皆でいろいろ考えて相談しながら取り組んできたつもりです。これまで以上に僕たちの思いがこもった、浅草歌舞伎というものを、地元の浅草の皆さんと力を合わせて、お客様にご覧いただいて、よりたくさんの方に歌舞伎の魅力を知っていただけるように努力したいなと思っております。今回も錦之助のお兄さんにお力添えいただいて、自分たちが今できることを出しきって、また次の浅草歌舞伎につなげられるように精一杯勤めたいと思います」と挨拶。
 
その上で「歌舞伎をご覧になったことがない方にも楽しんでいただけるように、分かりやすく見ていただけるような工夫をどの興行よりも気にかけながらさせていただいているつもりです。ちょっと歌舞伎を見てみたいなと思われている方に、ぜひ見ていただきたい公演です」とPRした。


中村歌昇



中村歌昇は冒頭、「私と巳之助くんは平成元年生まれということで、平成の生まれの若い世代で……まぁ松也兄さんは昭和ですけれども(笑)」と話して笑いを誘いながら、「自分自身、結婚し、父親になり、役者としてもっともっと役者としても精進してはいかなくてはいけないなと思います。何よりも古典の歌舞伎を愛している人間として、この浅草の地で古典のお芝居で勝負できる環境にすごく感謝しておりますので、この機を逃さず、一生懸命勤めたいと思います」と意気込んだ。
 


坂東巳之助



坂東巳之助は「平成元年生まれで、古典歌舞伎を愛していて、結婚して、子どもも生まれた坂東巳之助です。(歌昇と私は)キャラがかぶっているんです(笑)」と歌昇の挨拶を受ける形で切り出し、「いろいろと今回は相談をさせていただきまして、結果として狂言立ての方もいろんな役者がいろんなお役で出てくる。みんながみんなでお互いの演目に出会うということが例年以上に盛んに行われる公演になったのではないかなと思っております。ぜひ皆様にはそういったところも楽しんでいただけたらと思います」と語った。


坂東新悟



坂東新悟は「昨年に引き続き連続で出演させていただきます。2年続けて出演させていただくというのは本当にありがたいこと。同世代の思いも背負って一生懸命勤めたいなと思います。今年は昼夜合わせて4役勤めさせていただくのですが、普段の大歌舞伎よりも上演時間が短い浅草で、がっつり出させていただくのも貴重な経験でございます。汗水垂らして、魂を削って舞台に勤めたいと思います」。
 


中村種之助



中村種之助は「私も一部、二部と4つのお役に勤めさせていただいております。様々なお役で、残り半月ほどになりましたが、初日まで精一杯稽古し、また初日以降も腕を磨いていきたいと思っております。松也兄さんをはじめとする僕たちの世代に世代交代しまして、5年目。若手の登竜門であります浅草歌舞伎でありますけれども、若さだけではなく、確かなものとなりますように稽古してまいりたいと思います」と話した。


中村隼人



中村隼人は「一人ひとりの役に皆が付き合って、すべての演目を盛り上げていこうという思いが、多分、5年間の中で一番強いのかなと思っております。平成最後の浅草歌舞伎ですけれども、平成で一番盛り上がったと言われるような公演にしたいです」と語った。


中村橋之助



中村橋之助は「2年ぶりにこの浅草歌舞伎に出演させていただきます。前回は襲名をさせていただく前でしたので、今回は初めて橋之助として出させていただいています。こうしてお兄さん方や同世代の中にメンバーの1人として入れていただくからには、お兄さんの胸はお借りしつつ、自分自身も少しでも爪痕を残せるように先輩方から教えていただいたことを一生懸命勤めたいと思っております」。


中村鶴松



中村鶴松は「この浅草歌舞伎には3年ぶりの出演でございまして、毎年ずっと出たい出たいと思っていた公演だったので、こうして尊敬する先輩方とともに学ばせていただくのはとてもありがたいと思います。子どもの頃からたくさんの先輩方がこの浅草で勉強して成長していく姿を見ていたので、自分もそこに通じていけるように頑張って邁進したいと思います」と話した。

中村梅丸は京都の南座での公演中のためコメントが代読された。コメントでは、「新春浅草歌舞伎には7度目の出演となります。毎年諸先輩方とご一緒させていただき、大きなお役を勤めさせていただいている舞台に、7年間連続して出演できることを心より温かく思っている次第でございます。4役それぞれ一生懸命に勉強し、精一杯勤めたく、皆様におかれましてはご観劇の上、ご後援くださいますよう、よろしくお願いいたします」と語っていた。


中村錦之助



中村錦之助は「上置きという立場にされているのですが、私は来年は年男でございまして、還暦です。一番年下の気持ちで、みんなに混じって一つ歌舞伎の勉強、古典の勉強をするためにまた浅草に出させていただきます。また、二十数年ぶりの女方もさせていただきます。新たな挑戦をみんなに混じってさせていただいて、みんなからパワーをもらって、また新しい世代につなげたいと思います」と貫禄ある挨拶をした。


松竹株式会社の安孫子正・副社長



また、松竹株式会社の安孫子正・副社長は「若い俳優さんの熱気あふれる舞台を大勢のお客様にお伝えしていきたいと思っております。歌舞伎はおかげさまで、先輩や中堅が元気に活躍されておりまして、若い人たちもこれから頑張っていくということで、非常に幅が広いお芝居です。お客様の層も非常に幅が広いですが、若いお客様を作っていくということが一番大きな使命です」などと語っていた。


【関連イベント】
◆毎年恒例!「お年玉〈年始ご挨拶〉」
 第1部、第2部ともに、開幕に先立ち、出演俳優がご来場の皆様に向け年始の挨拶をいたします。挨拶する俳優は交代制。ご贔屓にしている俳優の公演回に観劇するのも楽しみの一つです。演目の解説や歌舞伎の見方、ユーモアあふれる挨拶や『新春浅草歌舞伎』の思い出話など、俳優ごとにトークの内容は様々なので、普段は見ることのできない姿を見られるチャンス! 舞台と客席の距離をぐっと縮める毎年恒例の大人気企画です。
 
◆今年も開催いたします「着物で歌舞伎」の日=1月20日第2部
 ご来場の皆様がお着物でご観劇いただく日です。劇場スタッフも着物姿でお客様をお出迎えし、正月らしい華やかさを味わうことができます。今年は1月20日第2部に実施。「着物で歌舞伎」の日にご来場賜りましたお客様には記念品の進呈も。『新春浅草歌舞伎』公演ならではのイベントです。一昨年より復活し、好評を得て、今年も開催します。
 
◆公演を彩る!「浅草総見」=1月12日第2部
 ロビーにて浅草の芸者衆がお客様をお出迎え!この日に合わせ、地元・浅草の方々も多数ご観劇になり、年始のご挨拶を買わされる様子がみられます。今年は1月12日第2部に開催いたします。地元に愛される初春の催しならではの光景です。

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