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秀吉も賞賛!於義伊あらため羽柴秀康16歳の無礼討ちエピソード【どうする家康】

Japaaan

「……うむ」

底意地の悪さを感じながら、秀康は答えました。

「それがし如きが御指南とはおこがましくも、此度は馬技など一つご披露仕(つかまつ)る」

言うなりナニガシは曲乗りを始め、これは出来るか、これはどうかと得意顔です。これは自分を侮辱する意図が明らか。秀康は決意しました。

(斬る!)

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そして馬を馳せ違いざま、抜き打ちにナニガシの首を叩き落としたのです。

「小童め、やりおった!」

「三河守殿、ご乱心!」

口々に騒ぎ出した家臣どもを睨みつけ、秀康は一喝しました。

「関白殿下のご家来衆ともあろう方々が、なぜ殿下の子たるわしに無礼を働くのか!」

あまりの気魄に、家臣たちは立ちすくみます。

「そなたらは、わしが養子だから、徳川からの人質だからと侮っておるのだろう。しかし、畏れ多くも関白殿下がわしを『我が子』とお認めになった以上、誰が何と言おうがわしは関白殿下の子なのだ。もしそれを否むるならば、すなわち関白殿下に対する不忠義と心得よ!」

こう言われては返す言葉もなく、家臣たちは一同ひれ伏したと言うことです。

あっぱれ秀康!秀吉の賞賛

……関白此よし聞し召、秀吉が子に向て無礼せんやつ、其罪死に当れし、あつはれ、秀康は心剛なるのみならず、はやわざも、人にすぐれたんなど、却て御感に預り玉ふ上は、何の御咎もなし……

※『藩翰譜』第一 越前

さて、馬場での一件を聞いた秀吉は、秀康の振る舞いに大層感心しました。

「うむ。養子であろうが我が子に向かって無礼せん輩、その罪は万死に値する。それに引きかえ、秀康は実にあっぱれじゃ。強靭な精神だけでなく、剣術にも優れておるとはのぅ」

誠に末頼もしい養子を貰ったものじゃ。徳川殿には感謝せねばのう……秀吉は満足げに笑うのでした。

その後、秀吉に嫡男・拾丸(ひろいまる。豊臣秀頼)が生まれたために用済みとなってしまった秀康は、結城家へ婿入りすること(結城秀康)になります。

歴史にif(もしも)はありません。しかしもし秀吉に男児が生まれず、秀康が豊臣家を継いでいたら、家康とどう対峙したのでしょうか。実に興味が尽きませんね!

※参考文献:

  • 新井白石『藩翰譜 一』国立国会図書館デジタルコレクション
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