初戦の北陸戦後に、清原は報道陣へのコメントで、父の遺髪と数珠といった遺品とともに、勝児選手を応援していることを明かしていた
執行猶予満了直後の2020年7月に公開されたとんねるず・石橋貴明のYouTube動画で、清原和博(56)は逮捕後3年以上、家族と離別したことを思い返すように「(今、ときめく瞬間は)息子のバッティングを見ているときですね」と、胸中を明かしていた。
3年がたち、自身がスターとして君臨した “夏の甲子園” でも、その瞬間を噛み締めただろう。
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第105回全国高校野球選手権大会で、慶應義塾高校(神奈川)の清原勝児(かつじ)選手(18)が、再び甲子園の土を踏んだ。
“春のセンバツ” で甲子園初登場、初ヒットを放った勝児選手。そのとき清原は、次男の姿を見守り、大号泣したと明かしていた。あれから半年、今夏は県大会から応援に駆けつけ、「エンジョイ・ベースボール」を合言葉に快進撃を続ける慶應高校のように、にこやかな表情で清原はバックネット裏から声援を送っていた。