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【大河考察】小姓たち(井伊直政、森乱)が刀を担ぐ描写、あれはアリなの?【どうする家康】

Japaaan

NHK大河ドラマ「どうする家康」、皆さんも楽しんでいますか?筆者は毎週どんな展開になるかと画面にかじりついています。

さて、劇中で大名の小姓が太刀を持つ描写について、疑問が生じました。

「小姓が主君の太刀を担いでいるが、これはアリなのか?」

画面を見ると、井伊直政(演:板垣李光人)や森乱(演:大西利空)たちが太刀の柄(つか。握り手)を握り、鞘を肩にかけています。

結論から言えばこれは「ナシ」。小姓が主君の太刀を担ぐことは通常ありえません。

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それがなぜありえないのか、ではなぜ本作において小姓が主君の太刀を担ぐという描写を採り入れたのか。今回はその辺りについて考察して参ります。時代劇を鑑賞する参考になれば幸いです。

何のために太刀を持つのか

まず、主君の太刀を捧げ持って傍らに控える者を「太刀持ち」と言います。文字通り主君の太刀を持ち、いざ有事には主君がすぐ抜刀(敵の襲撃に防戦するなど)できるように待機する役目です。

なのに、太刀持ちが自分で太刀の柄を握っていたら、何かあっても主君がすぐに太刀を抜けません。すわ曲者だ敵襲だ、その時にいちいち太刀を持ちかえて主君に渡すのでしょうか。

あえて不要なワンクッションをもうけたために、生死を分けてしまうことは十分に考えられます。

そもそも、太刀持ちが謀叛に関与している可能性だってゼロではありません。太刀持ち自身が主君の太刀で斬りかかる危険性はもちろん、主君に太刀を抜かせないだけでも十分に痛手となります。

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