2023年8月12日(土)東京・有明アリーナで開催されたSTREET LEAGUE SKATEBOARDING(SLS)の第2戦目のチャンピオンシップツアー。男子で、 堀⽶雄⽃が自身で命名したトリック「ユウトルネード」を決め、男子チャンピオンに輝いた。
決勝戦では、 決勝戦では10点満点中のうち9.0以上の得点を「9クラブ」と呼びスケーターにとって⼀つの栄誉とされている得点を4回も出しSLSでの7度⽬の優勝を飾った。
2位には急遽出場が決まった池田大暉、3位にはスケート界のスター、ナイジャ・ヒューストンが入った。

女子では、日本の⻄⽮椛が⾼難易度の技「Kグラインドノーリーヒールアウト」 を決め、2位に輝いた。
そして、オーストラリアのクロエ・コベルは最後に「スイッチキックフリップ」を成功させ、女子の決勝戦で最高得点となる9.0(9クラブ)を獲得し、大逆転で優勝。
3位にはロース・ズウェツロートが入った。

堀⽶雄⽃ コメント

「優勝できて素直にすごく嬉しいです。⽇本でSLSが初めて開催されて、多くのファンや家族に良い滑りを⾒せることができて嬉しかったです。最後のトリックも決めて、みんなをもっと喜ばせたかったです。3個⽬のトリックはまだ⼤会で出してなく、練習でもほとんど決まらないトリックだったので本番で⼀発で決めることができてよかったです。フリップの名前は「ユウトルネード」。名前が⻑かったのでInstagramの数あるコメントの中から選んで名付けました。
ナイジャやみんなとハイレベルな戦いができ、⾃分⾃⾝もここ最近では⼀番よい滑りができました。練習もあまりできていない中だったのでみんなびっくりしたと思います。今⽇のような世界最⾼峰のコンテストが⽇本で⾏われれば⽇本のスケートボードシーンももっと盛り上がっていくと思います。今⽇はこんなに多くのお客さんが集まってくれたことに感動しています。国際⼤会の予選はまだあまり調⼦がよくなくて、出しきれてない部分が多いのでコンディションを整えていきたいです。今⽇に点数をつけるなら10点満点滑りきれたと思います。」
池⽥⼤暉コメント

練習からトップスケーターと滑れて本当に刺激をもらいました。でも決勝ではトップライダーに刺激を与えられたのではと思っています。決勝では⾃分でやりたかったトリックも全て出し切れました。決勝に上がれただけでも嬉しかったのですが、2位という結果はよかったです。9点台の得点を⾃分が出せると思ってなかったので9点台が出た時にしか出ない画⾯(スクリーン)に映って嬉しかったです。時間はかかると思うのですが、⾃分も世界のトップスケーターのようになっていきたいです。
ナイジャ・ヒューストン コメント

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3位に⼊賞できて正直驚いています。素晴らしいスケーターたちと試合に出る時間はとても楽しくて、みんなにもおめでとうと伝えたいです。本当に素晴らしい時間でした。堀⽶選⼿からはいつも刺激をもらっているよ。僕のスケートをいつもレベルアップさせてくれるよ。
クロエ・コベル コメント

今まで数え切れない練習を重ねてきてこの結果を得られたことは本当に嬉しいです。⽇本に初めてきたのですが、ずっと来たかった⼤好きな国で優勝できたこと、嬉しくて⾔葉になりません。パリで開催される国際⼤会に向けては、⽇々の練習を続けてより⾼いスコアを出せるようにしたいと思っています。パリでスケートをするのもとっても楽しみにしています。
⻄⽮椛 コメント

途中までは1位だったのですごく悔しいです。できれば1位が良かったですけれど、2位でも嬉しかったです。⾃分のやれることはやれたと思うので、終えて安⼼しました。SLSのような⼤会を⽇本でできてよかったです。次の⼤会に向けて⾃分の⾜りないところがわかったのでそこを練習していきたいです。
ロース・ズウェツロート(オランダ)コメント

3位に⼊賞できて嬉しいです。素晴らしい選⼿たちの中で戦えて嬉しかったです。今までボード壊れたことないんですが、トリックの途中でボードが壊れてしまうというハプニングもありました。また、⽇本初開催となるSLSはすごくエキサイティングで、⽇本のファンの⽅の愛をたくさん感じました。私の名前の書いたボードを持って応援されるのも初めての体験でした。
会場には多くのファンが詰めかけスケート文化ならではの盛り上がりが見られた。そして大技が成功するたびに、会場全体が一体となって熱気に包まれ、勝敗に関係なく選手同士がリスペクトし合う姿が見受けられた。
次戦は、今大会の女子部で優勝したクロエの地元オーストラリアで開催される。