『AERA』8月14-21日合併号が8月7日に発売される。今号の表紙にはプロスケーターの羽生結弦が登場する。
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表紙に登場する羽生結弦は、昨夏、プロのフィギュアスケーターとしてスタートを切ると、東京ドームでの単独公演など、先例のないチャレンジに次々と挑み、成功を収めてきた。その1年を経て「今、可能性をすごく感じています」と語る。その理由は、むしろ「自分ができないことに気がつくことができた」から。
どこまでも高みを目指し、プロ2年目以降も進化を続ける羽生の「いま」の思いを率直に語った独占インタビューは必見。撮影は蜷川実花。羽生結弦×蜷川実花という、希代のアーティストの感性が掛け合わさり、ほかでは見ることのできない最高の写真が生まれた。表紙とはまた違った衣装をまとった中ページグラビアも圧巻だ。
羽生結弦のインタビューを含む巻頭特集は、「アスリートの言葉」に焦点を当てた。第一線で戦い続けるアスリートたちの身体から絞り出される言葉は、なぜ私たちの心に刺さるのだろうか。メジャーリーガー大谷翔平、サッカーの三笘薫、競泳の池江璃花子、卓球の平野美宇ら、数々のトップアスリートの言葉を取り上げ、その言葉の真意を探る。執筆はスポーツジャーナリストの吉井妙子。吉井は、「彼らは勝利の瞬間に辿り着こうと、内臓が焼けつくような思いで身体を鍛え、折れかかった心にムチ打ち、日々もがいている現実を私たちは知っている」と言い、だからこそその言葉が刺さるのだと分析する。
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また8月6日に開幕する「第105回全国高校野球選手権記念大会」の注目選手を紹介。誌面では、49の代表校のなかから、花巻東、慶応、仙台育英、沖縄尚学、日大山形、広陵の選手6人を取り上げる。どの高校が頂点に立つのか、熱戦から目が離せない。そして、早稲田実業のエースとして、2006年の夏の甲子園を制した斎藤佑樹のインタビューも掲載。社会現象にもなったあの夏を振り返る。
大好評連載「向井康二が学ぶ 白熱カメラレッスン」では、安珠とのしめくくりとして、ポートレート撮影を行った。先生が選んだのは、自然光が差し込む、地下へと降りる階段。「日陰のやわらかい光は、肌をきれいにみせる」「背景が暗く落ちて、人物が浮き上がって見える」という言葉の通り、肌や顔の美しさが際立つ写真が仕上がった。「やっぱり人撮るのええな、楽しいな！」と笑顔を見せる向井だが、一方で、「撮られるの苦手なん」とつぶやく場面も。そこで先生が提案した「自主練」の方法とは。
松下洸平がホストを務める対談連載は、放送作家の高須光聖をゲストに迎えた全4回中の3回目。ダウンタウンが出演する番組のほぼ全てに関わり、数々の名企画を生み出してきた高須。番組作りへの深い思いを語る。「出来上がりがきれいですよね」と表現する「IPPONグランプリ」の企画がどうできあがったかについても披露。高須の番組で育ってきたという松下は、常に興味津々で熱心に質問を繰り出し、話がどんどん深まっていく。話が弾む様子がそのまま伝わってくる写真の数々も必見。
（文＝リアルサウンド ブック編集部）
