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子どもの交際相手に納得がいかない…親は「子どもの恋愛」にどこまで介入すべき?

教えて!gooウォッチ

親は子どもの恋愛や交際相手との関係に、どこまで介入しどこまで見守るべきなのだろう。「教えて!goo」にも、「子どもに悪影響を与えるような恋人がいる場合、親はどこまで介入すべき?」と質問が届き、多くの反響を呼んだ。子どもが誰かと交際しているとき、親はどこまで介入すべきか、どこまで交際相手について把握しておくべきなのか……。家庭教育研究家の田宮由美さんに、アドバイスをもらった。

■子どもの交際相手について、親はどの程度把握しておくべき?

親なら子どもの交際相手がどのような人物か気になるだろう。当人の意思を尊重したいと思いながらも、任せたままでよいのかどうか不安に思う親御さんも少なくないのではないか。

「2022年に民法が改正され、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられました。18歳を過ぎると成人として扱われ、社会的にも責任を負うようになり、男女とも親の同意なしに婚姻が可能になります。そのため男女とも18歳を過ぎていれば、本人の意思を尊重し見守るのがよいでしょう」(田宮さん)

ひと昔前より早く大人として扱い、18歳になるころには、本人がしっかりした意思を持てるようになればよいだろう。では、18歳未満の中高生の場合はどうだろうか。

「児童福祉法や児童虐待の防止等に関する法律でも18歳未満を『児童』としています。社会経験の浅い児童は、保護者が適切な養育環境を提供しなければならないと考えられるため、交際相手について、ある程度把握しておく必要があるでしょう」(田宮さん)

保護者としての責任に関しては、児童福祉法などの関連する法律を確認しておきたい。

「昨今、子どもを巻きこむ事件も多く発生しています。そのため、子どもの外出時は、一緒に行動する相手や行き先、帰宅時間を確認するようにしましょう」(田宮さん)

加えて、日頃から「好きな人ができたら紹介してね」などと伝えておくなど、子どもの恋愛に理解を示す姿勢を見せておくことも大切とか。

「頭ごなしに『まだ早い』と否定したり、『恋愛するなら〇〇な人』と親の希望を押し付けるような発言は止めましょう。ただでさえ親と距離を取ろうとする思春期に交際相手に対して口出しすると、親子間の溝は深まり子どもの交友関係が見えにくくなってしまいます」(田宮さん)

子どもの年齢に関係なく、日頃から親子で何でも話し合える関係性や雰囲気をつくっておくとよいだろう。


■子どもが困った相手と交際している場合どうすべき?

子どもが困った相手と交際している場合、その気持ちを尊重してあげたいと思う反面、黙っていられない気持ちになるかもしれない……。

「親の目から見ると困った交際相手でも、子どもにとっては『気の合う』、『好感を持っている』相手なのです。その相手との交際を親が一方的に止めるような発言をすれば、親子間の関係は悪くなるでしょう」(田宮さん)

親の偏った見方で、交際相手を判断している場合もあるかもしれない。まずは子どもから、相手のことをきちんと聞くことを優先すべきという。

「それでも交際相手に問題があると感じた場合は、その理由を説明してください。例えば、『他人に迷惑をかける行為がある』、『交際を続けると事件や事故に巻き込まれる可能性を感じる』など、具体的に心配している理由を伝え、親子で話し合うことが大切です」(田宮さん)

その上で、親の懸念点を解決することを課題にし、子どもが解決できれば認めてよいとのこと。

「懸念点を解決できない場合は、『お互いに高め合えるような関係を築けることを願っている(そうできると信じている)』と、まずは親が子どもを信じましょう。そうすることにより、子どもは親の言葉やアドバイスに耳を傾けるようになります」(田宮さん)

親が信じ続け、子が懸念点に対し努力する過程はよさそうだが……。

「異性に関心を持ち交際することは、子どもの成長発達の過程では、健全なことです。親は交際相手に対し納得がいかないこともあるかもしれませんが、『この人なら大丈夫(安心)』と思っていても、将来思うような結果になっていない人も多いのです」(田宮さん)

「親は皆、子どもの幸せを願うものですが、親が思う幸せが子どもにとっての幸せかというと、必ずしもイコールではないということを心に留めておいてくださいね」と田宮さんは最後に付け加えた。親が子どもを信じ、深い溝をつくらないよう会話しながら、長い目で温かく見守り続けることが子どもの幸せに繋がるのかもしれない。


●専門家プロフィール:田宮 由美
オールアバウト子育てガイド。幼稚園教諭・小学校教諭・保育士資格保有。幼稚園、小学校での勤務、幼児教室の展開、小児病棟への慰問など多方面から多くの親子に関わる。現在は「心の根っこ(自己肯定感)を育む子育て」を提唱。メディア執筆や講演、研修、テレビ、ラジオなどで活動している。HP「子育ち親育ち」、書籍「比べない子育て」1万年堂出版などがある。

画像提供:AdobeStock

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