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「惜しい」四大大会初制覇ならず

テニス365


(左から)シフィオンテクとムチョバ
画像提供:ゲッティイメージズ

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は10日、女子シングルス決勝が行われ、世界ランク43位のK・ムチョバ(チェコ)は第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)に2-6, 7-5, 4-6のフルセットで敗れ、四大大会初優勝とはならなかった。それでも、試合後には「とても惜しい試合だった。でもグランドスラムのファイナリストになれたことは、とても素晴らしいことだし、今後のモチベーションにもなる」と前を向いた。

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今大会、ムチョバは1回戦で第5シードのM・サッカリ(ギリシャ)をストレートで下すとN・ポドロスカ(アルゼンチン)やA・パブリュチェンコワらを破り四大大会初のベスト4に進出。準決勝では全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)を制した第2シードのA・サバレンカをフルセットで撃破して決勝へ駒を進めた。

決勝戦、ムチョバは第1セットを落としたものの、第2セットでは先にブレークを許しながらも3度のブレークを奪いセットカウント1-1に追いつく。勢いに乗るムチョバはファイナルセット第1ゲームでブレークに成功。その後ブレークバックを許すも第7ゲームで再びブレークを奪う。

しかし、そこからシフィオンテクに2度のブレークを許し逆転されると、挽回できずに2時間46分で力尽きた。

試合後、ムチョバは「とても惜しい試合だった。でも、グランドスラムのファイナリストになれたことは、とても素晴らしいことだし、今後のモチベーションにもなる。このような大きなタイトルがかかった試合でプレーする機会を得ることができた」とコメント。

「グランドスラムに出場するときは、いつも信じているの。実際にここまでこれたことは、とても嬉しいし、温かい気持ち。自信にもつながるしね。自分はこういうことができるんだ、こういう大きな結果を出すことができるんだということを教えてくれる。また、次のステージでタイトル争いができるように頑張るつもり」

「今日のコートでは自分の全てを出し切ったから、後悔することは何もないし、どうこう言うこともないわ」

優勝したシフィオンテクは2020年と2022年に続き3度目の全仏オープン制覇となった。

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