NBAトークにおいて尽きることのない、史上最高選手を定義するGOAT論争。スターティング・ファイブの選定と同様、そこに正解はないものの、新旧スター選手やご意見版たちの発言には都度注目が集まっている。
最近、この議論に新たな発言者が現れたようだ。それは、人工知能を搭載したチャットボット「ChatGPT」である。
「ChatGPT」は、イーロン・マスクらが設立した「OpenAI」社による大規模言語モデルを基盤とした対話型AIサービスである。自然な文章生成、翻訳、さらにはHTMLコードの生成にも対応し、その圧倒的な学習スピードで世間を賑わせている。
Twitterアカウント「NBA Memes」は、「ChatGPT」にNBA史上最高プレーヤーTOP50を尋ねたうえで、上位10選手を抜粋。そして、AIの見解では、栄えある1位にレブロン・ジェームズが選出されたようだ。
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そして、比較対象であるマイケル・ジョーダンが2位に続き、以下はシャキール・オニール、ラリー・バード、カリーム・アブドゥル＝ジャバーという並びに。また、現役選手からはステフィン・カリーが7位にランクインしたほか、フィラデルフィア・セブンティシクサーズの永久欠番であり、12度のオールスターである殿堂入りのドルフ・シェイズを6位にリストアップしている。
しかし、「ChatGPT」の見解は、その時々で異なるのかもしれない。筆者が「NBA史上最高の選手トップ10をランキング形式で教えてください」と尋ねると、以下の回答が返ってきた。
1.マイケル・ジョーダン
2.レブロン・ジェームズ
3.カリーム・アブドゥル＝ジャバー
4.マジック・ジョンソン
5.ラリー・バード
6.ウィルト・チェンバレン
7.カール・マローン
8.ティム・ダンカン
9.シャキール・オニール
10.コービー・ブライアント
筆者の質問では、2度のスリーピートを成し遂げたシカゴ・ブルズの伝説を1位に選出。そして、現役唯一の選出となったキングは2位に繰り下がり、ジャバー、マジック・ジョンソン、ラリー・バードまでがトップ5となった。
質問に対する回答では、一般的な見解であることが強調されると同時に、評価基準については「個々の選手の成果、統計、影響力などを総合的に考慮した結果」との補足が。また、「ChatGPTが思うNBA史上最高の選手10人は誰ですか？」と尋ねると、「私はAIですので、個人の意見や主観を持ちません。NBAの歴史において傑出した選手は多数存在しますので、あくまで個人的な見解として受け取っていただければと思います」との答えが返ってきた。
なお、参考までに、レブロン・ジェームズやマイケル・ジョーダンの評価を上回る可能性のあるNBA選手を聞いてみると、ヤニス・アデトクンボ、カワイ・レナード、ジョエル・エンビードらがリストアップされ、25歳以下に限定するとルカ・ドンチッチ、ジェイソン・テイタム、ザイオン・ウィリアムソン、ケイド・カニングハムなどの名前を挙げている。
