『ALL TOGETHER AGAIN 元気があれば何でもできる!』両国国技館(2023年6月9日)
○ジェイク・リー&YO-HEY&タダスケvsSANADA&金丸義信&TAKAみちのく×
国内主要3団体が一堂に会した『ALL TOGETHER』で新日本の現IWGP世界ヘビー級王者・SANADAと、NOAHのGHCヘビー級王者・ジェイクによる王者対決が実現。ジェイクがTAKAを粉砕して、『Just 5 Guys』と『Good Looking Guys』による“Guys”ユニット対決も制した。
SANADAとジェイクは2019年2月のジャイアント馬場追善興行以来、約4年ぶりの遭遇。王者対決であると同時にユニット的にも“Guys対決”となった。
両雄は中盤に入って対峙。まずはSANADAがドロップキックからのプランチャで先制したが、ジェイクも“逆”パラダイスロックを見事に決めて挑発。SANADAのラウンディングボディプレスも不時着させて激しい打撃戦を繰り広げた。
最後はジェイクがTAKAをジャイアントキリングからの必殺FBS(Face Break Shot/串刺しフロントハイキック)で仕留めて、間接的ながら“王者対決”はジェイクに軍配。同時にGHCジュニアタッグ王者でもあるYO-HEY&タダスケ組とともに“Guys対決”も制してみせた。
試合後はジェイクが去りゆくSANADAの背後から得意の紳士的拝礼。一べつくれて下がったSANADAは「今日、NOAHのチャンピオンとちょっとしか触れられなかったんで、次やる時はシングルになっちゃうんじゃないですか。でも、ジェイクは自分の実力のなさを思い知るだけだと思いますけどね」とまさかの一騎打ちを視野に。
一方のジェイクも「おぉ、チャンピオンがそう言うんだったら、お客さんが求めるなら。けど、小さい箱でやるのはNGにしましょう。やるならどでかい箱でやりましょう。そっちの方がこれ(金)も潤うし。両国よりももっと大きい箱で」と真っ向から受けて立った。ALL TOGETHERで生まれた思わぬ産物。実現するのは遠い未来か、はたまた近い未来か――。
【試合後のジェイク】
▼ジェイク「(取材陣を見回して)お久しぶりです。お久ぶりです。全日本、新日本、NOAHだから久しぶりに見る顔もあるんで。お元気でしたか? 僕は今こうやってベルトを持ってる身になりました。さあ、質問を受け付けます」
――SANADA選手と戦ってみて印象はどうだった?
▼ジェイク「ベルト持ってる身なので、凄くリスペクトの念を感じました。やってて。いがみ合ってっていうよりは、もっとお前も早くもっと上に来いよじゃないけど。そういう部分がチラっと見えて、ナメんじゃねえぞと。ちょっとだけそこは思った。もしかしたら本人はそこまで思ってないかもしれないけど。それだけプライドを持ってやってるっていうのは凄く感じました」
――SANADA選手は「次やるならシングル」と言っていたが?
▼ジェイク「おぉ。チャンピオンがそう言うんだったら、お客さんが求めるなら。けど、小さい箱でやるのはNGにしましょう。やるんだったら大きい箱で、どでかい箱でやりましょう。そっちの方がこれ(金)も潤うし。違わない? そうですよね。両国よりももっと大きい箱で。けど、俺は来週、防衛戦を控えてる身なので。まずはそこですよ。杉浦貴。この場で言うことじゃないかもしれないけど、そのぐらいNOAHにとって杉浦貴という存在が大きいということは皆さん、よーく耳に、頭に刻み込んでる。皆さん、じゃあまたお会いしましょう」
※YO-HEY&タダスケはジェイクの隣にいるもののノーコメント
【試合後のSANADA&金丸】
▼金丸「久しぶりの『ALL TOGETHER』。まさかよ、10何年ぶりにまた出るとは思わなかったよ」
▼SANADA「11年ぶり」
▼金丸「11年ぶりか。出てた?」
▼SANADA「記憶がないです」
▼金丸「俺は出てたと思うんだけど、誰とやったか……」
▼SANADA「あんま憶えてないです。まぁでも、今日、NOAHのチャンピオンとちょっとしかやれなかったんで、次やる時はシングルになっちゃうんじゃないですか? まぁでも、ジェイクも自分の実力のなさを思い知るだけだと思いますけどね」
▼金丸「今日の時点でその差が出てたよね。全然違うよ。まぁ明日からのシリーズ…アイツらに勝とうが負けようがどっちでもいいよ。いいウォーミングアップだ、明日からのシリーズの」
▼SANADA「(※報道陣に向かって)もう言いたいこと言ったんで、帰ってもらっていいですか?」
▼金丸「そういうことだ」
※TAKAはノーコメント
【ALL TOGETHER】GHCvsIWGP&Guys対決はジェイク&GLGに軍配 SANADAはまさかの一騎打ち視野
2023年6月10日