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阪神・森下翔太 「六番」で存在感を試されているドラフト1位ルーキー/初めての一軍生活

週刊ベースボールONLINE


なかなか思うようなバッティングができていない森下

 首位を快走する岡田阪神にとって「六番」の存在は開幕からの課題だった。即戦力として期待されているドラフト1位外野手の森下翔太がその打順で存在感を試されている。

 最も輝いたのは、自らサヨナラ打を放った5月20日の広島戦(甲子園)だ。「悔しい思いをしたから泣きそうでした」。広島の森下暢仁からの甲子園初安打でもあった。

 開幕からスタメン起用されたが、すぐにプロの壁にぶつかった。7戦連続ノーヒットで不振を極めて、4月17日に一軍登録を抹消されて姿を消した。

 二軍で左足を上げるフォームを試すなどチェックをして再昇格を果たした。春先からアップダウンを経験している森下だが、一軍に定着すればチームにとって大きい。

 前評判は良かったが、沖縄キャンプは故障で二軍スタートになった。一軍に合流した際は「すごいお客さんで独特の雰囲気でした」と目を輝かせた。

 岡田彰布監督は「タイミングの取り方がうまい」と評価しながらも「打てんかったらしゃあない。悪かったら使わへん」と手綱を締めながの起用を続ける。

 開幕から森下以外で「六番」に起用されているのはミエセス、井上広大、島田海吏、板山祐太郎、小野寺暖、梅野隆太郎ら。得点機に回ってくるケースが多いのでキーになってくる。

 背番号「1」を着けるルーキーは「六番を固定できていないと思うので、何とかその座にいけるようにしたいです」とチャンスをモノにする覚悟だ。

写真=BBM
 
   

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