絵師の「ARIA」(登録者数4120人)が、自身が描いた作品がAIによる生成イラストではないかという疑いに対し、強く反論しました。
AIイラスト
AIによる画像生成は、写真に見間違えるほどのクオリティの絵を描く一方で、学習過程での著作権侵害などの多くの問題も指摘されています。最近でも、『週刊プレイボーイ』(集英社)が、AIで作った架空のグラビアイドル「さつきあい」の起用を発表したものの、生成AIをとりまく論点や問題点への検討が十分でなかったとして、写真集の販売中止を決定したことが話題になったばかりです。
ARIAは、「本物に見えたら嬉しいシリーズ」として、色鉛筆で描いた「ダイヤモンド」「竈門炭治郎」「指輪」など数々の作品でバズっている絵師で、テレビへの出演経験もあります。
7日、ARIAはツイッターを更新し、女優の石原さとみの似顔絵の制作途中の写真を投稿しました。ところがリプライ欄に、あるユーザーから、
AIイラストとひとの手を少し加えたものじゃないのですか?
とAI生成を疑う声が寄せられることに。ARIAは「動画も載せるんでお待ちください」と返しますが、ユーザーは「動画もAIで作れるのでなんとも言えないのですが。(笑)」と答え、さらに、
AIイラスト自体は、1970年からあり、2000年を超えてから急成長したとあります。なので、多少他人プロフィールの過去を遡ったところで同じでしょう。
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と非難しました。
「流石にキレる」
これに対して、ARIAは
ちゃんと描いてるのにAIイラスト疑われました……何十時間も頑張って描いてる絵にAIイラストでしょ?って…流石にキレる…
と憤りを見せています。
ちゃんと描いてるのにAIイラスト疑われました……
何十時間も頑張って描いてる絵にAIイラストでしょ?って…流石にキレる… pic.twitter.com/lAvkqEViLN— ARIA🎨✏️ (@aririria_art) June 8, 2023
さらに、「これでもAIイラストって疑うのであれば原画をお見せしたいところ」と、相手をメンションした上で、実際に色を塗っている過程を撮った動画を載せたARIA。これには、さすがに納得するかと思われたものの、ユーザーは
AIで作成したイラストを印刷したところに、この実ペンで上描きしてる風景を撮ればこの動画できるんですよね。正直事実あんまり証明になってないんですよね。日々、インスタライブなんかで、最初から最後まで制作している風景を見せられていれば別ですけど。
と一蹴しました。