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薬物依存の症状に苦しむ弟 その事実から目を背け生きてきた兄 「命の満ち欠け」予告

映画スクエア

 2023年7月1日から劇場公開される、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022の国内コンペティション長編部門に出品された映画「命の満ち欠け」の、予告編が公開された。

 予告編では、薬物依存の症状に苦しむ弟と、その事実から目を背けて生きてきた兄が、薬物依存者の脳裏に焼きつく葛藤とその背景に分け入り、何が彼らの救いとなるのか、もがきながら探していく姿などが映し出されている。

 「命の満ち欠け」は、薬物依存の壮絶な実態、虐待の連鎖や隠蔽について、一人の薬物依存者の”受難”を丹念に描きながら、原因を一つ一つ暴いていく内容の作品。家族を忘れ自分勝手に生きてきた兄・ショウタと、薬物依存に陥り更生施設で暮らす弟・ユウサク。唯一の家族であった祖母が亡くなり、弟とともに暮らすことを決めたショウタ。ショウタは弟を救うため、弟の人生を基にした映画を作ろうと、「命の満ち欠け」の脚本を書き始める。一方、新しい生活になじめないユウサクは、次第に薬物の禁断症状に苦しみはじめ、やがて、更正施設で起きたある"事件"のことを思い出していく。

 一足先に本作を鑑賞した映画監督らのコメントも公開された。コメントは以下の通り。

【コメント】

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■藤元明緒(映画作家)
スクリーンに迸る命の躍動が、ボクたちに生きることを渇望させる。俳優たちの情熱が結集した奇跡の一本。ぜひ映画館で!

■矢野瑛彦(映画監督)
力作。まるでドキュメンタリーを観ているかのような感覚になった。命とは、この世に産まれ落ちた瞬間に存在するのではなく、生きていることを意識して、初めて鼓動が脈打つのだと、この映画に思い知らされた。

■福名理穂(劇作家)
主人公の表情、仕草、目線、全てを取り逃がしたくない一心で食い入るように観ました。家族の幸せを願っているけれど、正解が分からないもどかしさをヒシヒシと感じてとても切なかったです。依存症の人が取り残されない世界を私も願っています。是非、観て欲しいです。語り合いましょう。

■松本優作(映画監督)
人間であることを忘れなさい。その恐ろしい言葉が脳裏に焼き付き離れない。あちら側とこちら側。そのギリギリのラインで苦しむ主人公を中心とした本作には、人間の醜さと怖さ、そして微かな救いが確かに映っている。苦しみの中に救いはあるのか。もしかしたら、苦しみの中にしか救いはないのかもしれない。苦しみを背負って産み落とされた本作は、まさに救いそのものだ。命を削り全身全霊で臨んだ制作陣に、心からの祝福とエールを贈りたい。

【作品情報】
命の満ち欠け
2023年7月1日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次公開
配給:ユーステール 合同会社K-zone.
©️合同会社K-zone.

 
   

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