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【ALL TOGETHER】エーストリオがトリプルドロップキック予告 拳王の「世代交代」通告に棚橋「させてみなさいよ」 6・9両国前日会見

プロレス/格闘技DX

 6・9両国大会『ALL TOGETHER AGAIN 元気があれば何でもできる!』の前日会見が8日、東京・御茶ノ水の全電通労働会館 多目的ホールで行われ、棚橋弘至&宮原健斗&清宮海斗のエーストリオがトリプルドロップキックを予告。拳王から「世代交代」を通告された棚橋は「させてみなさいよ」と豪語した。

 2012年2月以来11年4ヵ月ぶりとなる新日本、全日本、NOAHの合同興行6・9両国大会が前日に迫ったこの日、公開会見が行われた。

 メインイベントは棚橋&宮原&清宮のエーストリオと、オカダ・カズチカ&青柳優馬&拳王が激突する6人タッグマッチ。3団体の主力選手が一堂に会する豪華な一戦となった。

 エーストリオは会見や配信などで同席したこともあって、チームワークに不安はない。ビシっとスーツで決めた宮原と清宮を横に、棚橋は自身の連絡ミスもあってセットアップに大会Tシャツ姿。服装面での息は合わず、「頼もしい若い選手が二人、NOAHのトップ、全日本のトップいるんでね。助さん、格さん、やってしまいなさい」と水戸黄門化を描いたものの、宮原ににらみを利かされて「3人力を合わせて頑張ります」と即座に却下した。

 エーストリオは会見終了後、緊急トークショーを短時間ながら開催。思わぬボーナストラックで集まったファンを大喜びさせた。その中で棚橋の連絡ミスに詰め寄った宮原だったが、「合体技を考えてるんですよ。3人でドロップキックします」と予告。トリプルドロップキックといえば、79年8月26日のプロレス夢のオールスター戦におけるジャンボ鶴田&藤波辰巳&ミル・マスカラスが初公開したのがあまりにも有名。さっそく棚橋はその時の藤波と同じ真ん中で飛ぶことを宣言した。

 その棚橋に噛みついたのが、初対決となる拳王だ。振り返れば過去2回のALL TOGETHERのメインにはいずれも棚橋が登場。「10年前、やったALL TOGETHERのメインイベントにいる選手が10年後、プロレスの力で日本中のプロレスファンを元気にさせようという大会のメインイベントにいて、ALL TOGETHERしか見ていないヤツらはプロレス、時計の針止まってんのか?と思うだろ。そういうプロレス界にしては絶対にいけないと思うんだよ」と持論を展開した拳王は「棚橋! お前がノコノコと10年前のメイン、そして今度のメインいられたらプロレス界、時計の針止まったままなんだよ。明日は俺が棚橋を倒して勝った後、こうマイクで言ってやろうかな。『棚橋さん、お疲れ様でした』とな」とオカダのセリフを拝借しつつ世代交代を予告した。

 対する棚橋は「明日の試合、拳王選手との戦いが一番楽しみ」としたうえで、「まだいる僕が悪いんじゃなくて、させてない若い選手のせいなんじゃない?」と反論。「世代交代しなければというのは僕からしてみれば、させてみなさいよ」と新日本のエースを長年張ってきた自信とともに言い切ってみせた。

 コロナ明けの日本にプロレス界から元気を発信するALL TOGETHER。その豪華なメインは各々の思惑が交錯し、いよいよ明日迎える。


【会見の模様】
▼拳王「新型コロナウイルス本当に日本中、世界中が苦しい生活をしてきた。俺も感染して39度、40度の熱が10日ぐらい続いたよ。ずっと入院していて、本当に苦しかったな。でも、これから世界中、そして日本中が立ち上がろうとコロナをみんなの力で倒してやろうと、そして今回のALL TOGETHER、プロレスの力でプロレスファンみんな元気になってもらおうという大会のメインイベントで戦うことができて、プロレスラーとして本当にうれしく思う。過去のALL TOGETHER見ていると、東日本大震災あったよな。それも本当に日本が元気にはいられない状態だった。そんな中やったALL TOGETHERのメインイベント、最後にやったALL TOGETHERのメインイベント、森嶋猛、そして諏訪魔、そしてだ、棚橋弘至! 10年前、やったALL TOGETHERのメインイベントにいる選手が10年後、プロレスの力で日本中のプロレスファンを元気にさせようという大会のメインイベントにいて、ALL TOGETHERしか見ていないヤツらはプロレス、時計の針止まってんのか?と思うだろ。そういうプロレス界にしては絶対にいけないと思うんだよ。諏訪魔は! 俺の力で世代交代してやったぞ。森嶋さんは俺の力じゃねぇけど、自ら世代交代してくれた。そして棚橋! お前がノコノコと10年前のメイン、そして今度のメインいられたらプロレス界、時計の針止まったままなんだよ。明日は俺が棚橋を倒して勝った後、こうマイクで言ってやろうかな。『棚橋さん、お疲れ様でした』とな」

▼青柳「全日本プロレスの青柳優馬と申します。今回ALL TOGETHERという大会のメインイベントに出場させていただけるということで、コロナ禍が明けて、ここから元気を取り戻していこうという大会ですので、今まで苦しい中プロレスを支えて下さった皆さんに、プロレスを観続けてよかった、プロレスこれからもっともっと応援したいなと思ってもらえるファイトをお見せしたいと思います。そして明らかにうまくいかなさそうなチームですはありますが、僕がプロレス界の潤滑油として隣にいるカズチカと大輔とALL TOGETHERを盛り上げたいと思います」

▼オカダ「僕もALL TOGETHER初めて参戦させていただきます。前回の仙台の時は棚橋さんを倒してチャンピオンだったんですけど、そのALL TOGETHERに名前は入っていなくてですね。出てなくてよかったなと。もし出てたら世代交代できてねぇんじゃねぇかって拳王選手に言われるところだったなと思うんですけど。そういう意味ではオカダ・カズチカは10年変わらず、ずっとトップ戦線にいるのかなと思います。そして対戦相手、NOAHファンの皆さんには絶望を味わわしてしまったので、今回はしっかりと仲良くやっていきたいなと思います。だから清宮君、そんな怒んないでよ。今回は別に仲良く、このコロナが明けたという形で仲良くやっていきたいと思いますし、全日本プロレスファンの皆さん、僕あんまり全日本プロレス知らなくてですね。11年前か。40周年興行で変なヤツに絡まれたぐらいしか覚えてないですけど、そこから全日本プロレスも変わったと思いますし。NOAHファンの皆さん、全日本プロレスファンの皆さんに嫌われないようにしっかり戦っていきたいと思います。そして新日本プロレスファンの皆さんにはどういう感じかわかってますので、一つだけ言わせてもらうと。何でこの中に一人クソ親父が混じってんのかなと思いますけど、しっかりと誰が主役になるか…(隣の青柳を見て)君誰だ? 初めましてだね」

▼青柳「青柳です」

▼オカダ「オカダです。お願いします。それぐらい全日本プロレス知らないもんで、ごめんなさい。それぐらい新日本プロレス仲良くやっていきますので。ただ、一番目立つのは、活躍するのはこのオカダ・カズチカです。よろしくお願いします」

▼清宮「皆さん、こんばんは! いよいよ明日、待ちに待ったALL TOGETHERです。今日、会場で久しぶりにオカダ選手の顔を見て、東京ドームの悔しさがこみ上げてきました。当日、明日、僕の感情がどうなるかわからないですけど、僕はそれ自体も楽しんで、明日のALL TOGETHER、主役になります。よろしくお願いします」

▼宮原「全日本プロレス、宮原健斗です。今、最もプロレス界で元気のある男は誰だとお思いですか? 誰だとお思いでしょうか?(場内から『健斗!』の声が飛ぶ) 明日、普段見ることのできない戦い、そして普段交わることのない選手との戦い、そして僕たち3人がどんなチームになるのか。僕はメチャクチャワクワクしています。そんな明日、プロレスファンの皆様もぜひ明日しかない戦いを思う存分楽しんで下さい。明日、ALL TOGETHER AGAIN 元気があれば何でもできる。もう一度聞く。今プロレス界で最も元気のある男は誰だ? (再び『健斗!』の声が多数飛んで)そういうことだ」

▼棚橋「改めまして新日本プロレス100年に一人の逸材・棚橋弘至です。皆さんのコメントを聞いておりましたが、散々な言われようで。11年前、ALL TOGETHER第1回、第2回とメインイベントに出てました。そして今回まだいます。メインイベントに選ばれたってことは本当に光栄なことだし、全力でやりますけど、そもそもALL TOGETHERは何か日本で不測の事態が起きた時にみんなで力を合わせてやっていこうということなんですけども。大きな意味では、なきゃないでそれはそれで幸せなことなんですけど、これから先、まだ何が起こるかわからない中で僕たちプロレス界、プロレスファンにはALL TOGETHERがあるじゃないかっていうね。そういった今後のつながり、ALL TOGETHERっていうものの捉え方というのを第一に考えてもらって。明日試合なんですけど、頼もしい若い選手が二人、NOAHのトップ、全日本のトップいるんでね。助さん、格さん、やってしまいなさいと。(宮原からにらまれて)今のはなしで。3人力を合わせて頑張ります」

――拳王選手から挑発されたが、印象は?

▼棚橋「とてもエネルギーのある選手だと思うんですけど、世代交代しなければというのは僕からしてみれば、させてみなさいよと。まだいる僕が悪いんじゃなくて、させてない若い選手のせいなんじゃない?と思うんでね。実は僕も明日の試合、拳王選手との戦いが一番楽しみなんで。明日は一番最初にスタートを切るかな。(宮原がけげんな表情に)これから作戦会議します」

――今の発言を受けて?

▼拳王「世代交代まださせられてないと言ったよな? それは新日本プロレスのレスラーがダメなだけだ。おい、全日本プロレス見てみろよ。諏訪魔、誰が世代交代させたかわかるか? 全日本プロレスの選手じゃねぇぞ。このベルトをかけて2度も倒した俺だ。そして森嶋猛、まぁ、そこは触れないでおこう。おい、棚橋! 新日本プロレスのレスラーが世代交代させてくれないんだったらな、全日本プロレスを世代交代をさせた実績を持っている俺が明日、お前を世代交代させてやるからな」

――全日本のことを知らないとのことだが、初対決となる宮原選手の印象は?

▼オカダ「凄い元気なレスラーだなと思います。はい」

▼宮原「僕は今回プロレス界を盛り上げるというためだけに今日来たつもりだったんですけど、オカダ選手の全日本プロレスを知らないという言葉を僕は挑発と受け取りましたよ。俺は知ってるよ。プロレスファンがオカダ・カズチカと宮原健斗が交わるのを見たいってことを。まぁ、明日は僕の元気に飲み込まれないように楽しみにしてますよ」

――青柳選手が潤滑油になるとのことだがチームワークについては?

▼拳王「チームワークもクソもねぇだろ。これだけのトップ選手が集まって戦う。プロレスファンを元気にさせる戦い、チームワークもクソもねえよ。潤滑油なんていらねぇ。この6人がリングに上がって戦う。それだけで十分だ」

▼オカダ「この3人のチームワークですか? まぁチームワークという意味ではそんなこと必要ないかなと。この強い3人だと思いますので、チームワークも必要なく普通に戦っていけば勝てる相手だと思うんで。僕も今6人タッグのチャンピオン、ベルト持ってますし、そういうチームワークがうまくいかなくても勝てる自信があるんで」

▼青柳「こうやって言ってるだけです。大丈夫ですよ。3人で協力して頑張ります」

――対オカダを優先するのか、チームワークを優先するのか?

▼清宮「もちろんALL TOGETHERという大会の意味はしっかり考えてます。でも自分にとってはまたこのオカダ選手と向き合うのは、2度直接負けていて。これが3度目のチャンスで、ここを逃したら次はないだろうという気持ちがあるので。その気持ちを持ちながら自分のエネルギーというのをALL TOGETHERでお客さんに感じてもらえたらと思いながら。それでも明日、自分がどういう気持ちでリングに立つのかは、ちょっと自分自身も明日になってみないと今はわからないです」

 
   

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