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広島・田中広輔 自分以上にチームのためを思って/下位打線で光る

週刊ベースボールONLINE


限られた出場機会の中でも存在感を発揮する田中

 今年7月に34歳を迎える田中広輔が、元気だ。交流戦前の最終カード初戦の5月26日のヤクルト戦(マツダ広島)で1週間ぶりに「八番・遊撃」で先発出場。2回に右翼線二塁打を放つと、3回はリードを6点に広げる3ラン。5回の打席でも中前打を放ち、準サイクルの猛打賞。1試合3安打は、2020年10月16日の中日戦以来952日ぶりだった。

 4月16日のヤクルト戦(マツダ広島)では5点差から大逆転を呼ぶ同点の満塁本塁打を放った。交流戦前を打率.213、3本塁打、9打点で終えたが、存在感は成績以上。スタメンは14試合にとどまるも、新井貴浩監督は「試合に出ないときでも彼が最高の準備をしているのは、こちらは見ている。本当、たま~のスタメンで勝利に貢献してくれるあたり、頼もしい」と賛辞の言葉を贈る。

 遊撃争いは混沌とする。筆頭候補だった小園海斗が、開幕からの不振で二軍調整中。交流戦までの46試合を終えて先発出場は上本崇司の21試合を最多に、田中が12試合(三塁で2試合)で続く。リーグ3連覇を支えた背番号2は、「若い選手が思い切ってプレーできる環境づくりだったり、中堅・ベテランがカバーして勝ち試合にできるチームは強くなり、若い選手も育つと思う」。再びレギュラーを勝ち取ろうとしながら、縁の下の力持ちとしても欠かせない戦力だ。

 新井監督は「ベテランと中堅と若手と外国人選手がうまくバランス良くかみ合ってくれば」と、チーム全体を見渡しながら采配を振るう。試合を重ねていくほど、田中のようなベテランの力が必要となってくる。

写真=BBM
 
   

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