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『それパク』苦悶の表情を浮かべうなだれる重岡大毅 北脇と田所の法廷バトルへ

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『それってパクリじゃないですか?』©︎日本テレビ

 『それってパクリじゃないですか?』(日本テレビ系)が第9話より最終章に突入している。それは月夜野ドリンクとハッピースマイルの直接対決。ハッピースマイルが訴えてきた特許権侵害によって、月夜野は社運を賭けた新商品「カメレオンティー」を発売することができず、その責任を取るため、北脇(重岡大毅)は月夜野への出向を解かれ、親会社へと戻って行ってしまう。

参考:重岡大毅が際立たせる“人間臭さ”と痛みの過去 『それパク』では重層的な役割を担う

 印象的なのは、知財部の3人の悔しそうな表情。第6話で北脇は、特許出願していないからこそ他社が真似できない唯一無二の味を守り続けることができると、「ケンタッキーフライドチキン」を例に挙げ、陣を取らない戦い方もあると説明していたが、そのことが月夜野のプロジェクトを無に帰すヤバい事態を生んでしまった。ピンチはチャンスどころか、ピンチはピンチ。相手の特許を無効化するための手立ては尽くすものの、それが難しいことは北脇が一番理解していた。ベンチに腰を下ろし、うなだれる北脇を亜季(芳根京子)は目撃してしまうが、それは決して月夜野では見せない苦悶の表情だった。

 PCをパタンと閉じ(壁紙がネコ!)、月夜野を出ていく北脇に亜季は何もできなかったと、下唇を噛み締め大粒の涙を流す。まさにハリネズミのようにツンデレであまのじゃくな北脇は、そっと亜季に手を差し伸べ、いつも助けてくれていた。自責の念に駆られる亜季を、同じソフトボール部出身だったゆみ(福地桃子)が「もう試合終わっちゃったの?」と鼓舞する。

 そして、最も感情を剥き出しにするのは、意外にも部長の熊井(野間口徹)だった。中間管理職の立場で、「なるほど」が口癖の熊井。北脇が社員の前で深々と謝罪をしている時も、頭を横に振り悔しそうにしていたが、開発にかける月夜野社員の思いを無碍に扱うハッピースマイルの田所(田辺誠一)、堀口(橋本淳)に怒りが爆発。「月夜野ドリンクは受けてたちます」とハッピースマイルを相手に宣戦布告をするのだった。

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 後から怖気づく熊井を、白い目で見つめる亜季。するとそこにやってきたのは、五木(渡辺大知)の恋人(秋元真夏)。これまで「さーちゃん」という呼び名のみが明かされていたが、彼女のフルネームは篠山瑞生(ささやまみずき)。カメレオンティーの特許を出願した、ハッピースマイルの開発部員だったのだ。つまりは、五木が恋人の篠山にカメレオンティーの情報を横流ししていたということになる。

 次週、最終回では月夜野とハッピースマイルの最終決戦へ。五木は月夜野の裏切り者だったのか。そして、月夜野はハッピースマイルからカメレオンティーの特許を取り返すことができるのか。物語は北脇と田所の法廷バトルへと発展していく。
(文=渡辺彰浩)

 
   

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