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【夏フェスのススメ】「ドMかつド・スパルタな空間」で、この夏だけの素敵な思い出作り

DI:GA ONLINE

コロナ禍を乗り越え、新しいフェスや4年ぶりとなる大型イベント開催なども発表された2023年。いよいよ本格的な夏フェスシーズンが戻ってくる予感!
そこで、「今年は初めてフェスに行ってみようかな」という方はもちろん、すでに「フェス=夏の恒例行事!」という方にも、ぜひ読んでいただきたい「夏フェスのススメ」コラム連載です。
第1回は、サウナ以上に過酷な環境の夏フェスは、なぜこんなにも人を中毒にさせてしまうのか?その魅力のカラクリを紐解きます。
(DI:GA ONLINE編集部)

考えたら、夏の野外フェスって狂気の沙汰な催しものだと思う。なんせ、日中は下手すりゃ40℃を超えているのだ。屋根ひとつのない状況下、日傘といった防具は身につけず、攻撃的な日差しがいくら降り注ごうとも、逃げる素ぶりを一切みせず、己の身をその熱地獄の中に投じる。しかも、その場には似たような格好の老若男女が何千・何万人も集っていて、俯瞰でみたときの絵力の強さは想像を絶していると思う。環境面だけをピックアップすれば、修行中の坊主も真っ青な、ドMかつド・スパルタな空間。うっかり日焼け止めを塗り忘れた日には、己の地肌は第二形態へと進化を遂げる。考えれば考えるほど、ハードゲームすぎる状況だ。

いやいや、暑い中に身を投じているという意味ではサウナと似たようなものでしょ、サウナなら週一で通っているけれどめっちゃ「整う」よ、とのたまうサウナ民もいるかもしれない。が、野外の夏フェスとサウナでは環境面で天と地の差がある。サウナの場合、万が一しんどくなってもいつでもそこからエスケープできるし、その気になればクーラー全開のオアシスに身を投じることもできる。しかし、夏フェスの場合、そんな安息地は(原則)用意してくれない。クーラーはないし、数少ない日陰のゾーンは混戦中のオセロゲームよろしくな奪い合いと化しているし、売店で購入する飲み物は笑いが止まらないくらいぬるくなっている。おまけに、うっかり天候が変わって雨が降ろうものなら、状況は熾烈を極める。合羽を忘れた日には、禅の心をもって天からの雫を無感情に受け止めるしかなくなる。夏の野外フェスで雨に打たれてしまい、現役バリバリで活躍していたマイシューズが生まれた頃とはかけ離れた姿になってしまい、帰宅した後、惜しむらくもそのシューズに「引退」を通告した参加者も、きっと多数いるに違いない。トイレにおいても、ディズニーランドの人気アトラクションくらいの長蛇の列で、混迷を極めるケースは珍しくない。

そう。

端的にいっても、野外の夏フェスは快適とは無縁の場所なのだ。

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そんな場所に赴くために、参加者は皆、数千〜数万円のお金を投じる。

シラフで考えてみたら、とんでもない環境で1日を過ごすために、とんでもない金額を積んでいるな、と思う。でも、世の夏フェスは毎年大盛況だし、一度夏フェスという沼に足を突っ込んでみたら、多くの人がリピーターとなり、毎年のライフサイクルの中に「夏フェス」の文字を深々と刻んでいる。

なぜか。

答えは、シンプルだ。夏フェスという空間には、合法的な中毒性が宿っているからだ。少なくとも、他のアクティビティーにはない中毒性があって、求めずにはいられない身体になっているから。内面から生まれるその渇望を満たすために、まんまと進んですすんで過酷な環境に足を進めるのだ。

・・・と書いてみても、夏フェスに参加したことがない人からすれば何が何やらだと思う。そこで、この記事では、そのカラクリを項目ごとに抑えて、説明してみたいと思う。

夏フェスの魅力とは?

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