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「負けたら俺を責めてもらって構わない」ヒート勝敗の全責任を背負うバトラー「勝てば誰も文句は言わない」<DUNKSHOOT>

THE DIGEST

 フランチャイズ史上初優勝を狙うデンバー・ナゲッツと、2013年以来4度目の王座奪回を目指すマイアミ・ヒートによる今年のNBAファイナルは、2試合を終えてここまで1勝1敗のタイ。

 現地時間6月4日(日本時間5日、日付は以下同)にコロラド州デンバーのボール・アリーナで行われた第2戦、ヒートは第2クォーターに最大15点のリードを奪われるも、そこから徐々に点差を詰め、最終クォーター序盤で試合をひっくり返し、111-108で逆転勝利を収めた。

「我々はシーズンを通して、数多くの逆境に直面してきた。数々のケガやラインナップの変更があったなかで言い訳することなく、正しい方法で対処してきたんだ。そういったことがこのチームの闘志を自分たちが求める位置にまで向上させた」

 ヒートのエリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)は第2戦後にそう語り、チームの粘り強さを称えていた。この試合の第4クォーターは、ダンカン・ロビンソンとゲイブ・ヴィンセントの活躍で8点ビハインドを約2分間で逆転し、ナゲッツの猛追をしのいで敵地で貴重な1勝を手にした。
  大黒柱のジミー・バトラーは6日の会見でデンバーでの2戦を振り返り、「良くやったと思う。2勝できていれば最高だったけど、そう簡単ではない」と切り出し、ファイナルで自身の成績が落ちていることについては「スタッツは、これまでも言ってきたけど気にしていない。チームが勝っていれば全員が素晴らしいプレーをしたわけだし、負けたら俺を責めてもらって構わない。心配していないけど、勝てば誰も文句は言わないし、勝つことだけに集中する」と語った。

 シリーズをタイに戻し、第3、4戦をホームのカセヤ・センターで戦うヒート。チームは2020年もNBAファイナルに勝ち進んでいるが、この年のプレーオフは新型コロナウイルスのパンデミックにより、フロリダ州オーランドのディズニーリゾート内に設けられた隔離エリア(通称バブル)で開催されたため、ファンの前でファイナルを戦うのは14年以来となる。

 バトラーは、「最高のファンの前でNBAファイナルを戦えるのは素晴らしいこと。ここ(マイアミ)のファンはNBAファイナルに出て、優勝するのに値する。レギュラーシーズン、そしてプレーオフを通じてそうだったように、ファンがもたらすエネルギーは本当に凄いんだ。ファンはみんな全力だし、俺たちはそれ(優勝)を実現するために全力を尽くすよ」とコメント。

 今年のプレーオフ、ヒートはすべてのラウンドにおいて第3戦で勝利を収めている。ホームの大歓声を味方に戦える明日の試合をモノにできれば、シリーズの主導権を握り、フランチャイズ4度目の優勝が見えてくるはずだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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