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台湾リーグで“無双”したハワードがNBAのキングスに興味「彼らの優勝を手助けしたい」<DUNKSHOOT>

THE DIGEST

 今季、ウエスタン・カンファレンス3位の48勝34敗(勝率58.5%)の好成績を記録し、17年ぶりのプレーオフ進出を果たしたサクラメント・キングス。そのポストシーズンでは昨季王者のゴールデンステイト・ウォリアーズに敗れ1回戦で姿を消したものの、チームにはディアロン・フォックス&ドマンタス・サボニスのオールスターデュオを中心に、ケビン・ハーター、マリーク・モンク、キーガン・マレー、デイビオン・ミッチェルといった魅力あふれるコアメンバーが来季も契約下にあり、さらなる躍進を予感させている。

 そんな彼らに、海外から熱視線を送る選手がいる。現在、台湾リーグでプレーするドワイト・ハワードだ。

 今年12月に38歳を迎えるベテランビッグマンは、2021-22シーズンはロサンゼルス・レイカーズでプレーしていたもの、今季はNBAで所属先が見つからず、海を越えて台湾リーグの桃園レオパーズに入団。20試合に出場し、平均34.9分のプレータイムで23.2点、16.2リバウンド、5.0アシスト、1.2ブロックをマークすると、リバウンド王やリーグのオール1stチーム&ディフェンシブ1stチーム入り、オールスターMVPなど、数々の個人賞に輝いた。
  オフコートでも台湾での生活を楽しんでいたようで、SNSを通じてレブロン・ジェームズ(レイカーズ)やクリス・ポール、ケビン・デュラント(ともにフェニックス・サンズ)といったNBAのスーパースターたちを台湾リーグに勧誘。ただ、その一方でシーズン終了後には「NBAのチームでキャリアを終えたい。できればもう一度チャンピオンシップを勝ち取ってね」とも話しており、NBA復帰も諦めていないようだ。

 そんななか、現地時間6月5日(日本時間6日)に『The Sacramento Observer』に掲載された記事の中で、ハワードは「俺はまだNBAから引退していない」とはっきりと宣言。続けて、カムバックする際に興味があるチームとしてキングスを挙げた。

「サクラメント・キングスがタイトルを争うのを助けたい。彼らのチームは(ロスターが)かなり決まっていると思うけどね。今季の彼らにおいて最も際立っていたのは、選手たちが自分の役割を受け入れてチームと契約し、何があってもそれを守り抜いたことだ。経験を積むことで、彼らはもっと良くなると思うよ」
  今季のキングスはリーグトップの平均得点やオフェンシブ・レーティングを記録するなど、破壊力抜群のオフェンスを武器に好成績を残した一方、平均失点や被フィールドゴール成功率、ディフェンシブ・レーティングはリーグ下位と、守備面が脆弱だった。加えてサボニス以外に頼れるビッグマンがおらず、リバウンドやブロックの指標も今ひとつ。その意味では、ハワードの加入はニーズに合っていると言えるだろう。

 オーランド・マジック時代はリーグ№1センターとして君臨したハワードだが、ロッカールームでの自己中心的な振る舞い、そして能力の衰えに伴う役割の変化を受け入れられず、2010年代はジャーニーマン化。すっかり影が薄くなっていたなか、2019-20シーズンはレイカーズで脇役仕事に専心し、献身的なプレースタイルに生まれ変わってチームの優勝に貢献した。その時と同じ働きができるなら、限られた出番の中でチームの助けになれるかもしれない。
 「今季のキングスの躍進に驚いたか」と問われたハワードは「いや、そうでもないよ。マイク・ブラウンが好きなんだ。彼は素晴らしいコーチだと思うし、今季彼が成し遂げたことはとても印象的だった」と、2012年にレイカーズでわずか5試合だけだが師事を仰いだ指揮官を称賛。

 はたして来季、ハワードはNBAにカムバックすることができるのか。

構成●ダンクシュート編集部

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