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娘に「ママ大嫌い!」と言われて涙 単身赴任中のワンオペ育児は、想像以上に過酷だった

ファンファン福岡

 長女が4歳、次女が2歳の時に、夫の2年間の単身赴任が決まりました。仕事をしながらのワンオペ育児は思っていた以上に大変で、娘たちにきつく当たってしまうことも増えました。そんなある日、長女に「ママなんて大嫌い!」と言われてしまった出来事です。

夫の単身赴任が決まる

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 夫から
 「東京への転勤の話がきてる」と言われた時には、「ついにきたか!」と思いました。今の仕事に就いた時から
 「いつか東京で仕事をするかもしれない」と言われていたので、驚きはしませんでした。
 問題は、私と娘たちが一緒に東京に行くかどうかです。

 一緒に行きたい気持ちはあったのですが、私が東京で仕事を探せるのか、娘の幼稚園や保育園は入れるのか… などを考えた結果、私達は「単身赴任」という道を選びました。

 「私が夫の分まで、しっかりと娘たちを支えていく!」と心に決めていましたが、ワンオペ育児は想像以上に大変。最初の3カ月間は、化粧も落とさずに毎日寝落ちしていました。娘たちも
 「パパに会いたい」と泣くことが何度もありました。

「ママなんて大嫌い!」長女の一言

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 娘たちに寂しい思いをさせないようにと、休日には公園やショッピングモールに遊びに行ったり、夫と頻繁に連絡を取ったりしていました。ですが、私が気が付かないうちに娘たちのストレスも溜まっていたのです。

 ちょうどその頃、長女はギター教室に通い始めました。自分からやりたいと言ったはずなのに、いざ通い出すと
 「行きたくない」と泣き出すのです。

 私は長女の気持ちに寄り添うことができず、長女が泣く度に
 「なんで泣くの? 自分で通いたいって言ったんだよね?」ときつく当たってしまいました。

 教室に通い始めてしばらく経っても泣いてばかりの長女に、私の苛立ちも募っていきます。
 その日も、ギター教室が終わって帰宅した後、ギターの練習もしない、部屋の片付けないもしない長女に怒りが爆発。
 「部屋片付けてって言ってるでしょ! いつも汚いんだから。習い事も好きで始めたのに、なんで練習しないの?」と怒ってしまいました。

 そんな私に、長女が泣きながら聞いたこともないような大声で
 「ママなんて大嫌い!」と言ってきたのです。娘に初めて言われた言葉に驚き、何も言い返すことができませんでした。

長女の優しさに感動

 大変な思いをしていたのは私だけではなく、娘たちも同じでした。パパがいない中で保育園に行ったり、習い事に行ったりと一生懸命頑張っていたのです。余裕がなかった私は、そんなことにも気づくことができずにいました…。

 私は別の部屋に行き、自分の気持ちを落ち着かせようとしました。すると10分後くらいに
 「ママ、入っても良い?」と、長女が部屋に入ってきて
 「さっきはゴメンね…」と言ってきたのです。

 その瞬間、大嫌いと言われたショックよりも、長女の優しさが嬉しくて、涙が溢れました。さらに、泣いている私を見て
 「ママ、大丈夫?」と心配までしてくれる長女。

 本来であれば、私のほうから長女の気持ちに寄り添い、きつい言葉を言ってしまったことを謝るべきでした。
 それができずにいた私に、長女のほうが先に寄り添ってきてくれたのです。「私は親として人として、もっとしっかりしなければいけない」と感じた瞬間でした。

今では「大好き」と言ってくれるように

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 その後は、忙しい時でも娘たちの話はしっかりと聞き、
 「悩みや困ったことがあったらすぐに話してね」と伝えるように心がけました。

 長女に「大嫌い」と言われたのはあの1回だけです。8歳になった今では、家族思いの優しい子に育ってくれて、
 「ママ大好き、いつもありがとう!」と言ってくれます。

 夫のいない2年間を乗り越えることができたのは、娘たちのおかげです。寂しい思いもさせてしまいましたが、娘たちとしっかり向き合うきっかけとなった出来事でした。

(ファンファン福岡公式ライター / emu)

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