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悪名高き教団が残した施設で撮影。「コロニアの子供たち」メイキング写真解禁

キネマ旬報WEB

 

1989年のチリを舞台に、カルト共同体〈コロニア・ディグニダ〉に迷い込んだ少年の運命を描くスリラー「コロニアの子供たち」が、6月9日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、池袋シネマ・ロサほかで全国公開。のちにビジャ・バビエラと名を変え、ホテルを備えた観光施設として存続してきた同所でほとんどのシーンを撮影した映画のメイキング写真が到着した。

 

       

 

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1960年代初頭、ナチスの残党がチリに設立したコロニア・ディグニダ。労働・秩序・清廉といった規範を掲げながら、裏では指導者パウル・シェーファーの厳格な管理のもと、洗脳、武器密輸、拷問、殺人、児童虐待などを行っていた。

同所はエマ・ワトソンが主演したフロリアン・ガレンベルガー監督作「コロニア」(2015)、クリストバル・レオン&ホアキン・コシーニャ監督のストップモーションアニメ「オオカミの家」(2018)の題材にもなっている。

負の歴史を暴く緊迫の物語に注目したい。

 

 

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