top_line

【完全無料で遊べるミニゲーム】
サクサク消せる爽快パズル「ガーデンテイルズ」

【漫画】初対面でいきなり告白、その必死な理由に涙…心を閉ざす獣人と女子高生の“愛”の物語が「切ない」「感動した」と話題

WEBザテレビジョン

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、獣人の青年と秘密を抱えた女子高生の物語『僕らのショートストーリー』をピックアップ。

月刊少年ガンガン(スクウェア・エニックス)に過去読み切り掲載された本作。作者の桜井亜都さんが5月4日に自身のTwitterに投稿したところ、1.4万以上の「いいね」が寄せられ反響を呼んだ。この記事では桜井亜都さんにインタビューを行い、創作の背景やこだわりについてを語ってもらった。

■“1か月限定”で恋人同士になった獣人と女子高生の切ない愛の物語

行きつけのカフェで勉強をしていた零示郎は、突然目の前に現れた女子高生・乃愛に「私とつき合ってください」と告白される。からかわれていると感じた零示郎が立ち去ろうとしたところ、乃愛に腕を捕まれ、その瞬間に獣人へと変化してしまう。零示郎は人間の姿をしながらもコロコロと姿が変わる変種の獣人なのだった。

獣人と人間が共存する世界で“変種”は特に珍しく、幼い頃から偏見にさらされ誰にも心を開くことなく生きてきた零示郎。さらに寿命が人間の半分しかないことから遊びにかまけている時間はないと言い、乃愛の告白を拒む。しかし乃愛はひるむことなく、1か月限定の彼女にしてほしいと願い出る。必死な様子を不思議がるも、零示郎は“1か月経ったら二度と姿を現さないこと”を条件に恋人になることをしぶしぶ受け入れる。

様々な場所でデートを重ね、時間を共有する中でだんだんと仲を深めていく2人。しかし、すでに約束である1か月の期限が迫っていた。最後となったデートでいつものように別れるも、零示郎は乃愛に対してこれまで経験したことのない感情が芽生えていることに気づく。そして、乃愛が“零示郎とどうしても付き合いたかった理由”も明らかになり…。

獣人である零示郎とある秘密を抱えた乃愛の、切ない愛の物語を描く本作。Twitter上では「素敵な話で感動した」「アオハルかよ!」「切ない」「泣いちゃった」「出会いのきっかけが余計切ない」「なんとか寿命伸びて2人一緒ぐらいの年齢まで生きて欲しい」などのコメントが寄せられ、反響を呼んでいる。

■「一生懸命な乃愛と“愛に触れて心が解けていく”零示郎を見てもらえたら」作者・桜井亜都さんが語る創作背景とこだわり

――『僕らのショートストーリー』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

「美女と野獣」が好きで、獣人と人の恋模様を描きたいと思ったのがきっかけです。それと、“愛をもらえずに傷を負ってる人”の心が、愛に触れて心が解けていくというシチュエーションがとても好きなので。

――獣人である零示郎と人間の乃愛、それぞれのキャラクターや設定はどのように生み出されたのでしょうか?

零示郎は周りに馴染めなくて心を閉じているタイプなので、その心を開く光の存在が乃愛、というイメージは最初からありました。ただ、この娘はなんでこんなにキラキラしてるのかなと引っかかって、光いっぱいの存在って、実は奥に闇があってそれを押し込めようとしてるのかも…と思い、乃愛の設定が決まりました。

――切なくも感動的な結末に読者から反響が集まりました。本作に込めた想いや「ここを見てほしい」というポイントがありましたら教えてください。

全力で思い出を残そうとしている乃愛を、ともかく全力で可愛く描こうと思ったので、彼女の言動や表情など見てもらえたら、と思います。

あと、不安定で限りある命…というものにもちょっぴり想いを馳せてもらえましたら描いた甲斐があるような気がします。

――本作の中で桜井亜都さんが特に思い入れのあるシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

零示郎が恋を自覚するシーンは好きです!やはり愛を知っていく過程というのは好きなので。

あと、乃愛の「この人の得体がどんなもんかは 私が感受しますので」というセリフは自分が憑依して言ってるような気がします。自分も大事なことは自分で決めたいなあと思ってるので。アドバイスも、その人自身が考えた上でなら全然いいのですが、他の人がこう言ってるから、ネットで書いてあるからとか他所から引っ張ってきたものだと、ちょっと無責任だなあと思ったりします。

――桜井亜都さんは本作以外に、『今日のケルベロス』(スクウェア・エニックス)や新連載『幻狼潜戦』(小学館)でも獣人が登場する作品を描かれていますが、創作全般においてのこだわりや物語を創るうえで特に意識している点があればお教えください。

気がつくと獣人を描くことが多いのは、たぶん子供の頃「ニンゲン怖い」モードで生きていたので(笑)、愛着が動物に行きがちなんだと思います。動物大好きなので。

でも、もちろん今は人間讃歌も分かるし描きたいと思ってます。というか、頑張って向き合って描いてるつもりです(笑)。異種間の交流というのも好きです。

――最後に作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。

いつも応援ありがとうございます!その声があるので漫画を描き続けられてます。今後も楽しんでもらえるよう頑張っていきたいと思います…!!

初めましての方も、よければ現在連載中の『幻狼潜戦』(げんろうせんせん/小学館)をどうぞよろしくお願いします!サンデーうぇぶりで毎月第1第2日曜日に無料配信中です。『今日のケルベロス』(スクウェア・エニックス)は楽しく読めるラブコメで電子書籍で販売中です!これをきっかけに読んでもらえましたら幸いです。

 
   

ランキング(テレビ)

ジャンル