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エリオット・ペイジ、有名俳優から「同性愛者でないとわからせるためにヤッてやる」と言われた

フロントロウ

映画『JUNO/ジュノ』でアカデミー賞にノミネートされ、トランスジェンダーであることを公表している俳優エリオット・ペイジが自伝を出版。有名俳優から同性愛差別的な脅迫を受けたことや、社会派女優のケイト・マーラとの過去のロマンスも告白。

『アンブレラ・アカデミー』のエリオット・ペイジが自伝を出版

 Netflix『アンブレラ・アカデミー』や映画『JUNO/ジュノ』で知られるカナダ人俳優エリオット・ペイジが、自伝『Pageboy: A Memoir(原題)』を出版した。

 エリオットは、ジェンダー移行する前に出演した『JUNO/ジュノ』で、予期せぬ妊娠をした主人公の女子高生役を演じ、アカデミー賞主演女優賞にノミネート。その後2014年に同性愛者であることを公表、そして2020年にトランスジェンダーであることを公表した。以来トランスジェンダー当事者として積極的に発言している。

 自伝は、最も有名なトランスジェンダー俳優の一人であるエリオットが、ジェンダー、愛、メンタルヘルス、人間関係、ハリウッドについて、赤裸々に語る青春回顧録となっているという。

ハリウッド有名俳優から受けた暴言と脅迫

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 出版を前に内容の一部が雑誌Peopleに明かされた。自伝では、2014年に同性愛者であることをカミングアウトした直後、有名俳優から、「お前は同性愛者じゃない。そんなものは存在しない。お前は男が怖いだけだ」と同性愛を否定する暴言を受け、さらに、「同性愛者でないとわからせるためにヤッてやる」と脅迫を受けたことも明かしている。

 このことを自伝に含めたのは、程度に違いはあれど、これがエリオットや他のクィアやトランスジェンダーの人々が、とくにシスジェンダー(※出生時に割り当てられた性別と自認する性別が一致している人)や異性愛者が多い環境の中で、対処しなければならない現実だからだという。

 「同性愛者に偏見はないよ。本当だ」とその後言っていたというその有名俳優の名前は意図的に明かされていないが、このことが耳に入れば自分のことだとわかる、とエリオットは語っている。そしてこのようなあからさまな差別や、軽いジョークの形で差別をしている人たちが、ハリウッドで影響力があり、どの物語が語られるかを決め、世界中の人々が見るコンテンツを作っている、と問題提起をしている。

『ファンタスティック・フォー』出演のケイト・マーラとの交際も告白

 自伝では、『ファンタスティック・フォー』などの出演で知られる社会派俳優のケイト・マーラと過去にロマンスがあったことも告白している。

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