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リアルとバーチャルの境界が曖昧になった世界で“少女”にのめり込んでいく男 「鯨の骨」公開決定

映画スクエア

 落合モトキと”あの”がダブル主演する、大江崇允監督最新作「鯨の骨」が、2023年秋より劇場公開されることが決まった。

 「鯨の骨」は、リアルとバーチャルが混濁する現代の寄る辺なさを、ミステリアスなファンタジーとして描いた作品。結婚間近だった恋人と破局した不眠症の間宮は、マッチングアプリで返信をくれた女子高生と会うが、女子高生は間宮のアパートで自殺してしまう。うろたえて山中に埋めようとするも、気がつけば死体は消えていた。間宮はARアプリの中で、死んだ女子高生とうり二つの少女“明日香”を発見する。“明日香”はARアプリを通じて再生できる動画を街中で投稿するカリスマ的な存在だった。 “明日香”の痕跡を追いかけるうちに、間宮は現実と幻想の境界が曖昧になっていく。

 監督は「ドライブ・マイ・カー」やドラマ「ガン二バル」の脚本を務めた大江崇允。まったくの未知だった拡張現実アプリにはまり込んでいくサラリーマンの間宮を演じたのは、「桐島、部活やめるってよ」などの落合モトキ。孤独な人々を引き寄せる“明日香”役には、ミュージシャンの”あの”が起用された。横田真悠、大西礼芳、宇野祥平らが脇を固めている。

 大江崇允監督らのコメントも公開された。コメントは以下の通り。

■大江崇允監督

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「都会の夜は深海に似ている」
このフレーズが映画の発端であり、またその全てです。

深海では、海底に落下した鯨の骨に群がり、その栄養を吸って生きる小さな生物群集が存在しています。それらは鯨の骨の栄養を吸い尽くすと、やがて骨と一緒に消えてしまう儚い生物です。
そんな生物たちですが、どうやら薄っすらと発光しているそうなのです。
僕には深海の点在する光が、まるで空から見た都会の夜の灯りと重なりました。

僕が四角い水中眼鏡をかけて見ている世界、それがこの映画です。
一人でも多くの人にこの眼鏡を楽しんで頂けたら嬉しいです。

■落合モトキ コメント

大江監督とイメージを合わせながら撮影していましたが、完成した作品を観た時
自分の中には存在しないジャンルの映画でした。なので皆さんに観て頂いた後の感想が非常に楽しみな作品です。撮影中、印象に残ってるのはあのちゃんを追いかけるシーン。あのちゃんは信じられないくらい足が速くて久々に本気で走りました。でもそれが可愛らしく見えたり。是非劇場にお越し頂けると嬉しいです。宜しくお願いします!

■あの コメント
ただ無性に冷たくて息もうまく吸えないそんな時期に撮影し、撮影しながらまるで深海にいるような、何度も明日香が自分と重なっては濁って消えていく、そんな体験をしました。鯨の骨でしか味わえない何とも奇妙な浮遊感を皆様にも楽しんで頂きたいです。

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