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ゴラン・ドラギッチが古巣への思いを語る「キャリアを終えるなら、マイアミで終えたい」

バスケットボールキング

 2020年以来、3年ぶりの頂上決戦進出を飾ったマイアミ・ヒートは、現在デンバー・ナゲッツとの「NBAファイナル2023」で激戦を繰り広げており、シリーズ2戦を終えて1勝1敗のタイに持ち込んでいる。

 ヒートは敵地ボール・アリーナで行われた6月5日(現地時間4日、日付は以下同)の第2戦を制しており、8日の第3戦はホームのカセヤ・センターでシリーズ2連勝を狙う。

 シリーズ初戦でヒートが敗れた後、前回ファイナルへ出場した時に主力の一角を務めていたゴラン・ドラギッチが、3日に公開された『560 Sports WQAM』へ出演していた。

 スロベニア出身の技巧派レフティは、2014-15シーズン途中にトレードでフェニックス・サンズからヒートへ加入。2020-21シーズンまで約7シーズン在籍し、2018年にはオールスターに選ばれていたコンボガード。

 新型コロナウイルスのパンデミックの影響で、バブル(隔離された施設)開催となった2020年のプレーオフで、ドラギッチはスターターとして貴重な役割をこなし、ジミー・バトラーやバム・アデバヨ、タイラー・ヒーローらとともにファイナル進出に大きく貢献。

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 だがロサンゼルス・レイカーズとのファイナル初戦の前半に、ドラギッチは左足底筋膜を断裂したことで戦線離脱。2勝3敗で王手をかけられて迎えた第6戦で執念の復帰を果たし、18分56秒プレーして5得点5リバウンド2アシスト1スティールを残すも、ヒートは2勝4敗で敗れていた。

 その後ドラギッチは昨シーズンをトロント・ラプターズとブルックリン・ネッツ、今シーズンはシカゴ・ブルズとミルウォーキー・バックスでプレーし、「NBAプレーオフ2023」では古巣ヒートに1勝4敗で敗れてファーストラウンド敗退に終わっていたのだが、37歳のベテランガードはヒートへの思いをこのように話していた。

「僕はここに住んでいて、子どもたちも住んでいる。だからキャリアを終えることに目を向けるなら、考えるまでもなくマイアミで終えたい。ここは僕のホームであり、ここで信じられない7年間を過ごしてきた。選手たちみんな、フロントオフィスの人たちのことも大好きなんだ」

 今夏ドラギッチは制限なしフリーエージェント(FA)となる。ヒートはゲイブ・ビンセント、マックス・ストゥルースが制限なしFA、ビクター・オラディポは来シーズンの契約がプレーヤーオプションになることから、バックコート、ウイングの布陣が変わることになるかもしれない。

 37歳となったドラギッチに、3年前のような活躍を求めるのはさすがに酷ながら、今シーズン終了後にユドニス・ハズレムが引退する見込みのため、大ベテランの代役として、ドラギッチが古巣ヒートへ復帰する可能性は決してゼロではないのではないだろうか。

 
   

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