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【東京ダービー注目馬】羽田盃覇者ミックファイア 19年ぶりの無敗制覇なるか

netkeiba.com

 6月7日(水)に大井競馬場で行われる東京ダービー(3歳・SI・ダ2000m)。1着賞金5000万はダートグレード競走を除く地方競馬の重賞では最高額となっている。

 ダート3冠創設に伴い、南関東同士で争われるのは今年で最後。羽田盃を圧勝したミックファイアをはじめ、好メンバー集結の一戦から目が離せない。発走予定日時は7日(水)の20時10分。主な出走予定馬は以下の通り。

■ミックファイア(牡3、大井・渡辺和雄厩舎)

 デビュー3連勝がいずれも圧勝だったとはいえ、前走の羽田盃が5カ月の休み明けかつ重賞初挑戦では、4番人気も仕方なし。だが終わってみれば、それまで世代をけん引してきたヒーローコールらを相手にせず6馬身差の圧勝。勝ちタイムの1分50秒9はレースレコードで、怪物の誕生を予感させた。04年アジュディミツオー以来の無敗制覇に期待したい。

■サベージ(牡3、大井・森下淳平厩舎)

 昨年6月の初陣を3馬身半差で快勝すると、以降も鋭い末脚を武器に活躍。昨年末以降は大井外回りにこだわったローテを組み、大舞台に向けて経験を積んだ。京浜盃では磨いてきた豪脚が爆発し初タイトルを獲得。前走の羽田盃は出遅れて最後方からの競馬となったが3着まで追い上げた。前残りの馬場で見せ場たっぷりの走り。スタート次第では逆転のチャンスもある。

■ヒーローコール(牡3、浦和・小久保智厩舎)

 デビューからの全10戦で一度も掲示板を外しておらず、昨年末の全日本2歳優駿でも地方馬最先着。今年初戦の雲取賞では後にKYダービーへ挑戦するマンダリンヒーローに勝利、続く伏竜SではJRAの舞台で3着に健闘するなど世代をけん引してきた。前走の羽田盃では上がり馬に逆転を許して2着。少々ズブいぶん距離が延びてよさそうなタイプで、大一番での逆転に燃える。

■ナンセイホワイト(牡3、大井・米田英世厩舎)

 半兄に20年の全日本2歳優駿、21年の東京ダービーを勝ったアランバローズがいる良血馬。前走のトライアルで2着馬とのマッチレースをクビ差制し、ダービーへの最終切符を獲得した。今回が重賞初挑戦となるが、5戦4勝と安定した成績。底を見せていない点は大きな魅力だろう。中1週での参戦は厳しいローテになるが、前走勝利の勢いに乗って世代の頂点に立つか。

 そのほかにも重賞で好走続くピノホホッア(牡3、浦和・野口孝厩舎)やリベイクフルシティ(セ3、大井・宗形竹見厩舎)、12年ぶりの牝馬制覇目指すボヌールバローズ(牝3、大井・福永敏厩舎)など世代の頂点を決めるに相応しいメンバーが揃っている。

 
   

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