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東西ジャニーズJr.集結、2大ドームコンサート開催で増す勢い デビュー組並みの人気と実力集めるユニットも

Real Sound

 西村拓哉、嶋﨑斗亜、大西風雅、岡﨑彪太郎、當間琉巧の5人構成。名前の通り、関西ジャニーズJr.のユニットで2019年1月の結成当時はメンバー全員が中学生だった。リーダーは岡﨑。関ジャニ∞、ジャニーズWEST、なにわ男子など関西出身グループのバックダンサーを務めるほか、関西ジャニーズJr.のライブへ出演。そして2022年からはSexy Zoneと共にAOKIフレッシャーズの新CMにも登場した。初のオリジナル曲「Lil miracle」ではキラキラとした世界観で魅了する。

■Aぇ! group(ええぐるーぷ)

 正門良規、末澤誠也、草間リチャード敬太、小島健、福本大晴、佐野晶哉の6人構成。2019年2月にジャニーズ公式サイト「Johnny’s web」で結成が発表された。リーダーは小島。『THE GREATESTSHOW-NEN』(ABCテレビ)、『関西ジャニ博』(MBS)など関西ローカルでレギュラー番組を持つほか、『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)に出演する草間を筆頭にバラエティ番組でも活躍中。6月4日に初の全国ツアー『Aッ!!!!!!と驚き全国ツアー2023』全44公演を終えたばかり。バンド演奏でも魅せる関西ジャニーズJr.の人気ユニットだ。

 このほかにもバレエ、タップダンスの要素を盛り込んだアクロバットが得意な4人組のSpeciaLをはじめ、関西からは2020年11月にBoys be、翌2021年10月にはAmBitious。そして2022年5月にはGo!Go!kidsと、新たなユニットが続々と結成されている。

 Prime Videoで配信中の『ジャニーズJr.CHAMP』では、東西のジャニーズJr.から新たな才能を発掘しようというコンセプトのもと、総勢100人以上のジャニーズJr.が様々な特技を披露。「ダンス」「スポーツ」「スゴ技」の3ジャンルが設けられ、関西からは45人、東京からは69人が参加。上記で紹介したユニットのほかに、まだどこにも所属していないメンバーも多数出演。ハイレベルなダンスはもちろん、バレエにタップダンス、お笑い要素を盛り込んだジャンルレスなパフォーマンス、中には自作の衣装で登場するメンバーも。ほかにも空手や野球などのスポーツに、ユニットの垣根を越えたペアと、それぞれの個性や特技をアピールした。若いながらもこれまでに積み上げてきたスキルの高さや完成度に加え、自由な発想や堂々とした受け答えには目を見張るものがあった。今年4月にはジャニーズJr.が出演するバラエティ番組『ジャニーズJr.ランドNEO』(スカパー)がスタートするなど、何度目かの“ジャニーズJr.黄金期”とも呼ぶべき盛り上がりを見せている。

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 『ALL Johnnys’ Jr. 2023 わっしょいCAMP! in Dome』の記者発表でHiHi Jetsの髙橋が「次世代ジャニーズにワクワクしていただけるような公演に」と抱負を語ったように、今回の出演メンバーの最年少は6歳の西巻染、平均年齢は15.3歳。主に10代から20代の彼らは、人気グループの背中を見てきた環境もさることながら、物心がついた頃からダンスカルチャーやK-POPが浸透する中で育った世代だ。ジャニーズの伝統を踏襲しつつ、次世代ジャニーズたちが今後どう羽ばたいていくのか、楽しみでならない。出演メンバーにとって、きっとひとつの夢であろう大舞台。そこでパフォーマンスを披露するのは大きな経験となり、今後の活動に大いに活かされるだろう。

 また、2019年の公演のように、デビュー発表がなされるのではとの噂が、一部のファンの間で持ち上がっている。2022年10月のTravis Japanのデビューから半年以上、2021年11月のなにわ男子のデビューから1年半超が経過していること、そしてアリーナ公演や全国ツアーなど、各ユニットの実績や、彼らから感じる熱量や勢いを踏まえれば、デビューへの期待が寄せられるのも無理はない。

 祭りは祭りとして楽しみたい反面、どこか期待してしまう複雑な心境ではあるが、たとえデビューへの切符を手にしなかったとしても、切磋琢磨する環境は彼らをより成長させる起爆剤となるだろう。まずはドームのステージに立ち、ファンを楽しませようと奮闘する若き彼らを応援したい。

(文=柚月裕実)

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