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J2リーグ最高額のクラブはどこだ? クラブ市場価値ランキング11~20位【2023年最新版】

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 群馬は開幕から3試合白星がなかったものの、第6節から4連勝を飾るなど、総市場価値19位のチームとは思えない勢いを持っている。特にホームゲームに強く、ここまで5勝3分1敗だ。

 個人の市場価値上位は、トップが風間宏希と畑尾大翔で35万ユーロ(約4900万円)。岩上祐三、平松宗、武颯、城和隼颯が30万ユーロ(約4200万円)で続いている。このうち20代は武颯、城和隼颯の2人だけで、ベテランがけん引しているチームという構図だ。ここまで4ゴール5アシストの佐藤 亮は22.5万ユーロ(約3150万円)の市場価値。まだ25歳であることもふまえると、今後のアップデートで上昇しそうだ。

 市場価値はチームと個人の結果にあとから付いてくるもの。群馬はこの調子を続けることができれば、チーム全体の価値も高まるはずだ。

●18位:ブラウブリッツ秋田

監督:吉田謙
2023リーグ戦成績:12位(7勝5分7敗)
総市場価値:518万ユーロ(約7.3億円)
最高額選手:丹羽詩温

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 ブラウブリッツ秋田は市場価値に比べて好成績を残しているチームだ。19節を消化して12位は上々の成果だろう。

 吉田謙監督のもとで4シーズン目を戦っている秋田は、守備の安定がカギ。開幕6試合で1失点というディフェンス力で好発進し、ここまで18失点でリーグ6位タイの守りを見せている。課題はやはり攻撃面で、ここまで16得点は最下位の大宮アルディージャと並んで下から2番目だ。

 個人の市場価値では、丹羽詩温が最高額の32.5万ユーロ(約4550万円)。飯尾竜太朗、齋藤恵太、吉田伊吹が30万ユーロ(約4200万円)で続いているが、いずれもJ2の他クラブであれば上位とは言えない水準であり、チームとして戦うことで結果を残している印象だ。

 チーム最多得点は飯尾と才藤龍治の2ゴール。得点力が改善されればトップハーフも狙える秋田は、これからどのような進化を見せるだろうか。

●17位:栃木SC

監督:時崎悠
2023リーグ戦成績:16位(5勝5分9敗)
総市場価値:560万ユーロ(約7.8億円)
最高額選手:森俊貴

 栃木SCはチーム総市場価値がリーグで17位に対して、現在の順位が16位。市場価値どおりの戦績と言えるが、もちろんもっと上を目指しているところだ。

 栃木は第8節まで白星1つと苦しんでいたが、その後は少しずつ勝利を増やしている。連勝がないのが気がかりではあるものの、失点22はリーグ10位タイの数字で、かなり奮闘している。一方で得点は18と、下から数えて5位タイの数字。改善したいポイントだろう。

 個人の市場価値では、森俊貴がトップで45万ユーロ(約6300万円)。佐藤祥と黒崎隼人が40万ユーロ(約5600万円)で続き、西谷優希と福森健太が35万ユーロ(約4900万円)だ。

 湘南ベルマーレから期限付きで加入している根本凌(17.5万ユーロ=約2450万円)と福島隼斗(15万ユーロ=約2100万円)は、2人そろってここまで3ゴール2アシストを記録している。どちらも23歳と若いことから、まだ価値を高めていけるはずだ。

 20歳で20万ユーロ(約2800万円)の価値がついている植田啓太などの若手もいるため、ここから個々としてもチームとしても価値を高めていき、順位の上昇につなげていきたいところだ。

●16位:レノファ山口FC

監督:中山元気
2023リーグ戦成績:20位(4勝7分8敗)
総市場価値:578万ユーロ(約8.1億円)
最高額選手:矢島慎也

 レノファ山口FCはチームの規模から考えて、下位にいるのは仕方ないところもある。それでも、もう少し順位を上げておきたいところだ。

 山口は開幕から3試合で2勝1分と好発進だったが、その直後に3連敗で貯金を失ってしまった。第8節からは10試合勝ちなしと苦しい時期も経験している。得点数は下から4番目、失点数はワースト2位タイで、現在の20位はその数字を反映したものと言えるだろう。

 チームトップの市場価値は矢島慎也で50万ユーロ(約7000万円)。河野孝汰、田中稔也、池上丈二が45万ユーロ(約6300万円)で続いており、チーム総額は578万ユーロ(約8.1億円)だ。これがJ2で16位の市場価値であることは確かだが、下位3チームとは大きな差があることを考えると、残留争いに巻き込まれるのは避けたい。

 5月に名塚善寛前監督を解任して中山元気コーチを暫定指揮官にした山口。J2下位が定位置となっているが、もうワンランク上を目指せるだろうか。

●15位:東京ヴェルディ

監督:城福浩
2023リーグ戦成績:3位(10勝3分6敗)
総市場価値:598万ユーロ(約8.4億円)
最高額選手:マリオ・エンゲルス、宮原和也、森田晃樹

 ここまで大健闘を続けているのが東京ヴェルディだ。総市場価値15位に対して現在3位という成績は見事というほかない。

 昨季から予感はあった。シーズン最後の5試合で無失点の5連勝を飾ったヴェルディは、2023シーズンに好発進。城福浩監督のもとで磨いた守備力で第7節までに5勝1分1敗と見事なスタートを切った。第19節まで終えて11失点は、首位FC町田ゼルビアに次ぐリーグ2位の数字だ。

 市場価値はマリオ・エンゲルス、宮原和也、森田晃樹の3人が45万ユーロ(約6300万円)で並んでいる。突出した価値を持つ選手はいないのも特徴の一つ。強度の高い守備で相手を封じ、勝ち点を稼いできた。

 その反面、24得点の攻撃力はリーグ11位タイで、昇格を目指すには物足りない。実際、チーム最多得点はDFである深澤大輝(30万ユーロ=約4200万円)の4ゴール。はっきりとした得点源ができれば、名門の16年ぶりJ1復帰が現実味を帯びてくる。

●14位:大宮アルディージャ

監督:原崎政人
2023リーグ戦成績:22位(4勝2分13敗)
総市場価値:643万ユーロ(約9億円)
最高額選手:柴山昌也

 大宮アルディージャは今季も深刻な状況だ。昨年に続いて低迷しており、現在はJ2で最下位となっている。

 J1リーグで5位になったこともある大宮は、近年低迷が続いている。降格初年度の2018シーズンと翌2019シーズンは上位で昇格を争う立場にあったが、その後3シーズンは2桁順位に低迷。昨季はJ2残留も際どいところだった。

 かつてのように潤沢な資金はないが、戦力はまずまずそろっている。20歳の生え抜き、柴山昌也の60万ユーロ(約8400万円)を最高額として、小島幹敏が55万ユーロ(約7700万円)、浦上仁騎が45万ユーロ(約6300万円)で続いており、少なくとも最下位に低迷するようなメンバーではない。

 昨季の低迷から大きな補強がなかったことが今季の不振に続いている印象だが、それでもこの順位は厳しいところ。チーム平均年齢は25.1歳と比較的若い方で、勢いに乗れれば一気に変わる可能性があるだけに、今後の巻き返しに注目だ。

●13位:ツエーゲン金沢

監督:柳下正明
2023リーグ戦成績:17位(6勝2分11敗)
総市場価値:650万ユーロ(約9.1億円)
最高額選手:林誠道

 ツエーゲン金沢はチームの市場価値から考えると、もっと上の順位にいたい陣容だ。

 金沢のチーム総市場価値は13位で、これに対して現在の順位は17位。特に気になるのは1人あたりの市場価値で、こちらはJ2で9位の23.2万ユーロ(約3250万円)だ。金沢の選手が28人でリーグ最少となっているため、1人あたりの市場価値はそれなりに高いものの、チーム総額にすると順位が下がっている形だ。

 個人では林誠道が最高額で65万ユーロ(約9100万円)。藤村慶太が60万ユーロ(約8400万円)で続き、庄司朋乃也が55万ユーロ(約7700万円)となっている。ここまで6ゴールを決めている加藤潤也と杉浦恭平は、前者が40万ユーロ(約5600万円)、後者が20万ユーロ(約2800万円)の市場価値だ。

 開幕4連敗と厳しいスタートになった金沢は、5月からの7試合で1勝1分5敗と、いまも苦しんでいる。そろそろ調子を上げていきたいところだ。

●12位:水戸ホーリーホック

監督:濱崎芳己
2023リーグ戦成績:19位(5勝5分9敗)
総市場価値:703万ユーロ(約9.8億円)
最高額選手:安藤瑞季

 水戸ホーリーホックは、チーム総市場価値にわりに順位がふるっていないチームだ。ここまでJ2で19位と厳しい状況にある。

 水戸の最高額は安藤瑞季の55万ユーロ(約7700万円)。新里涼、成瀬竣平、草野侑己の3人が45万ユーロ(約6300万円)で続いている。

 19位に低迷する水戸で最もネックになっているのは守備面で、19試合を消化して35失点はリーグワーストだ。大量失点での黒星が多くあり、なかなか勝ち点を稼げていない現状である。

 ただ、選手1人あたりの市場価値は18万ユーロ(約2500万円)となっており、こちらはJ2で16番目。登録メンバーの平均が22.9歳とリーグで最も若く、総市場価値が増えたのは若手を多く出しているからという見方もできる。

 それでも現在の19位は満足できるものではない。フレッシュな若手が活躍して守備を改善し、順位を上げていきたいところだ。

●11位:ヴァンフォーレ甲府

監督:篠田善之
2023リーグ戦成績:5位(10勝2分7敗)
総市場価値:708万ユーロ(約9.9億円)
最高額選手:ジェトゥリオ

 ヴァンフォーレ甲府は、チームの市場価値以上の結果を残しているチームだ。チーム総市場価値が11位に対して、現在は5位につけている。

 甲府の最高額は、ブラジル人FWのジェトゥリオで80万ユーロ(約1億1200万円)。長谷川元希が70万ユーロ(約9800万円)で2番手で、荒木翔が55万ユーロ(約7700万円)で続いている。

 今季のJ2では開幕から3試合で勝利なしという厳しいスタートとなったが、その後は安定。3月から4連勝を飾るなどしている。悪い時期が続かないことが一つの強さとなっており、今季で最も勝利から遠ざかったのは開幕からの3試合で、それ以降は長くても連敗を2で止め、白星を取り戻すに時間が掛かっていない印象だ。

 ここまで最も目立っているのは、8ゴールを挙げているベテランのピーター・ウタカ。39歳という年齢の影響で市場価値は7.5万ユーロ(約1120万円)だが、アシストも4つ記録しており、市場価値とは大きく異なる活躍をしている。そういった選手が現れれば、市場価値以上の順位に行くことは自然なことと言えるだろう。

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