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GLAYからあいみょん、B’z、ポルノグラフィティ、いきものがかりまで ゆかりの地でのライブは特別なものに

Real Sound

『Live & Documentary Film “AIMYON 弾き語りLIVE 2022 -サーチライト- in 阪神甲子園球場”』

 GLAYが6月1日、6月3日、6月4日の3日間、結成の地である北海道函館市にある函館市民会館でライブを行った。同公演が現在開催されている『HIGHCOMMUNICATIONS TOUR 2023 -The Ghost of GLAY』の佳境に位置することからも分かる通り、GLAYにとって凱旋ライブは特別だ。2013年、2018年には函館・緑の島野外特設ステージでの野外ライブを成功させ、2020年には函館アリーナでライブを開催。同年には函館・恵山の絶景の中で無観客配信ライブを行なった。コロナ禍を経て、3年半ぶりとなった今回の凱旋公演も間違いなく特別な夜だったと言える。

(関連:ONE OK ROCKとback numberが初ドームツアー完遂 過去にはGLAY、ミスチル、B’zも……バンドにとっての一つの到達点に

 アーティストにとって故郷に錦を飾る凱旋ライブは特別な公演になることが多い。例えばあいみょんは2022年11月5日に阪神甲子園球場での弾き語りライブ『AIMYON 弾き語りLIVE 2022 -サーチライト- in 阪神甲子園球場』を開催した。兵庫県西宮市出身の彼女にとってはまさに地元の中心地であり、自身のルーツと言えるアコースティックギター1本のみのスタイルで満員の観客を相手にした正面突破の凱旋ライブだ。

 B’zは結成30周年を目前にした2017年に稲葉浩志の出身地・岡山県津山市と松本孝弘の出身地・大阪府豊中市でライブを行った。豊中市では初、そして津山市では1989年の学園祭ライブ以来となるステージだった。間違いなくスペシャルな公演だが、この2公演はホールツアーの1会場として開催された。これもB’zらしい謙虚さと言えるだろう。

 ポルノグラフィティは岡野昭仁(Vo)と新藤晴一(Gt)が広島県尾道市の因島高校出身ということもあり、同地で特別なライブを度々行っている。2005年には因島市民会館にて地域の小中高生を対象としたフリーライブ、2018年には因島高校での卒業式でのサプライズライブなど、次の世代に向けた活動を熱心に行なってきた。2018年9月8日のデビュー記念日には尾道市の広島県立びんご運動公園陸上競技場にて野外ライブ『しまなみロマンスポルノ’18~Deep Breath~』を開催。青春を過ごした地に自分たちの存在を常に示し続けている。

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 また、いきものがかりは路上ライブで経験を積んできた神奈川の海老名と厚木を聖地とし、2016年にはデビュー10周年を記念して大規模な野外ライブ『超いきものまつり2016 地元でSHOW!!』を行った。また、2023年5月4日には吉岡聖恵と水野良樹の2人体制になって初のフリーライブを海老名・ビナウォークで行い数千人を集客した。国民的アーティストになっても原点を重視する姿勢の表れと言えるだろう。

 その他、米津玄師は全国ツアーで頻繁に出身地・徳島でライブを行なっている。2016年のツアー『米津玄師 2016 TOUR / 音楽隊』での徳島club GRINDHOUSEから始まり、『米津玄師 2017 TOUR / Fogbound』での鳴門市文化会館、『米津玄師 2023 TOUR / 空想』でのアスティとくしまと回を重ねるごとにスケールアップしてきた。また2018年の『NHK紅白歌合戦』では徳島の大塚国際美術館からの中継という形で出演し、“聖地”としての徳島を印象づけた。

 Official髭男dismも結成地である島根を中心に山陰地方でのライブをツアーごとに行なっている。ホームと言える松江AZTiC canovaに始まり、2022年には『Official髭男dism one-man tour 2021-2022 – Editorial -』にて3000人キャパの松江市総合体育館で3デイズ公演を開催。ツアーごとに地元でライブを行うことで、成長の歴史がその地に刻まれていく。

 例えばくるりや10-FEETが京都で『京都音楽博覧会』『京都大作戦』といった主催フェスを開催したり、04 Limited Sazabysが愛知で『YON FES』を開催するなど、故郷と密接に関わり続けるケースもある。リスナーにとっても、そのアーティストゆかりの地を訪れる機会になるだろうし、思い出の風景や歌詞の舞台に触れることでより一層アーティストの表現への理解が深まるはずだ。凱旋ライブはファンにとっても特別な機会だと言える。

 アーティストにとって故郷は様々な思い出が詰まった場所であるはずだ。そんな場所に凱旋を果たすということは、愛憎入り混じった過去と和解する意味合いもあるだろう。そこで得た祝福は表現者としての一つの到達点と言えるかもしれない。
(文=月の人)

 
   

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