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色鮮やかな森に希望を紡ぐ。アレ・アブレウ監督「ペルリンプスと秘密の森」

キネマ旬報WEB

 

「父を探して」でアカデミー賞長編アニメーション賞にノミネートされたブラジルの新鋭アレ・アブレウ監督。その新作となる冒険ファンタジー「ペルリンプスと秘密の森」が、12月にYEBISU GARDEN CINEMAほかで公開される。場面写真が到着した。

 

 

テクノロジーを駆使する〈太陽の王国〉のクラエと、自然との結びつきを大切にする〈月の王国〉のブルーオ。エージェントである2人は、巨人に脅かされた魔法の森に派遣されている。森を守る唯一の方法は、謎の存在〈ペルリンプス〉を見つけること。
敵対していた2人は目的のために結束するが、やがて思いがけない局面に至る。そこに浮上した、人類への問いかけとは──?

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場面写真は、色鮮やかな森にいるクラエとブルーオを捉えたもの。アブレウ監督は“色彩と線の魔術師”と評される画家パウル・クレーの「本当は、色が私たちを支配しているのであって、その逆ではない」という言葉に触れ、「紙の上で、次にコンピューター上で実験を重ねて最も意味のある色の組み合わせが生み出された。さまざまな色に照らし出された“神秘の森”は、すべてが可能で、しがらみのない、自然やすべての生きものとの繋がりを見出す場所だ。美しくいくつもの色で描かれた、子ども時代を象徴する空間(森)は温かく、優しい」と語っている。

音楽を担当したのはアンドレ・ホソイ。彼が率いるパーカッショングループのBarbatuques(バルバトゥークス)は、監督とともに主題歌『Daqui prá lá, de lá prá cá (pra Naná)』(From here to there, from there to here (for Naná))を書き下ろした。同曲は中国、ベネズエラ、コロンビアの楽器を使った多彩な音色が特徴。また、カエターノ・ヴェローゾやジルベルト・ジルと並ぶムジカ・ポプラール・ブラジレイラの代表的ソングライター、ミルトン・ナシメントの曲『Bola de Meia, Bola de Gude』は、心地よい没入感をもたらす。

立場の異なる者同士の融和、自然環境の保全。そうした希望の込められた物語表現に注目だ。

 

「ペルリンプスと秘密の森」

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