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さだまさし、一番会いたいのは「もう会うことの叶わない人」銀座のお気に入りも明かす

TOKYO HEADLINE

 歌手のさだまさしが5日、都内で時間制カフェラウンジ「AOU 銀座の森」プレスプレビューに登場した。

「AOU 銀座の森」は、不動産会社の三信住建が「会おう。まだ知らない、居ごこちに。」をテーマにオープンした時間制カフェラウンジ。さだは同社のオウンドメディアに毎号エッセイを寄稿している縁で、信田博幸社長と共にトークセッションを繰り広げた。

 森をイメージしたカフェラウンジを見渡し「雰囲気がいいですね。今日は珍しいサロンを作ったと伺ったので偵察に来ました」とさだ。こだわりのフリードリンクやフードに「ソフトクリームがすごくおいしかったですよ。リッチミルクでした」と太鼓判を押し、30分750円という料金設定にも「銀座の値段じゃないですよね」と舌を巻いた。

 コリドー街に構える同所にちなんで、銀座の思い出を聞かれたさだは「8丁目の長崎センタービルの地下に『吉宗(よっそう)』というお店が入っていて、長崎っ子はいつも食べてる茶碗蒸しや蒸し寿司、ちゃんぽんが食べたりできるので、若い頃からふるさとに帰りたくなったら来ています。書き物をする時は伊東屋さんに探しに行くと、入ったら最後出てこられない。出てくる時には手が千切れるほどいろいろ持って」とお気に入りの店を明かした。

「僕らは余白のない中で生きていますから、こういうスペースがあることは心の余裕につながりますよね」というさだのストレス発散方法は「僕にはコンサートがありますので(笑)。大きい声を出して叫ぶだけで随分ストレスが逃げて行きます。あとは晩酌とゴルフですかね」と笑い、「ここで仕事するようなふりして休むだけでも意味がある。僕も仕事しているふりして休むことが多いですから。この環境で飲んだくれる人はいないでしょうし」と、外に出るとコリドー街とは思えない落ち着いた空間を絶賛した。

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 店名にちなんで、今、会いたい人を問われると「会いたい人は先輩が多いので、もう会うことが叶わない人ばかり思い出します。迷ったり、悩んだりした時に “今だったら何て言ってくれるかな” と思うことはありますね。今は若いミュージシャンやお笑いの人が時々飲もうと言ってくれるので、一緒に飲みながらいろいろな質問を受けて ”僕が持っているものは全部持って帰ってくれ” とお話しして。もちろん飲み代は私が払います」と語り、さらに「本当に会いたい人にはもう会えない。両親ももういませんが、もっと話をしておけばよかったと思うことが多いので、若いうちは “年寄りといっぱい話をしてください” とおすすめしています」と打ち明けた。

「AOU 銀座の森」 【URL】http://www.sanshinjyuken.com/aou/

 
   

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