カンテレ・フジテレビ系の火曜23時のドラマ枠「火ドラ★イレブン」にて、7月期に放送される連続ドラマが『ウソ婚』に決定し、Sexy Zoneの菊池風磨が主演、長濱ねるがヒロイン役を演じることが発表された。
本作は、講談社『姉フレンド』にて連載中で、累計発行部数450万部を突破する時名きういによる同名漫画のドラマ化。NHKドラマ『しずかちゃんとパパ』、『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』（読売テレビ・日本テレビ系）の蛭田直美が脚本を手がけるウソから始まるラブコメディーだ。
カンテレ・フジテレビ系連ドラ初主演となる菊池が演じるのは、主人公の夏目匠。社長として自ら立ち上げた「夏目設計」を経営する一方で、さまざまな有名建築物を手掛けている敏腕な一級建築士でもある夏目。容姿端麗でクールな性格だが、自分の欲望にも忠実で、プロ級の料理の腕を振るいながら都内のタワーマンションに一人で住んでいる。
一方、連続ドラマのヒロイン初挑戦の長濱が演じるのは、匠の幼なじみでカフェ店員として働き、都内で友人とルームシェアをしている千堂八重。八重はある日、働いているカフェを辞めることになるが、同じ日、ルームシェアしていた友人が突然結婚して家賃が払えなくなることが判明。さらに付き合っていた彼氏とも別れるという、どん底に陥る。
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そんな時、八重はとある理由から既婚者の肩書を手に入れたい匠と再会。匠は八重に自分の“ウソの妻”を演じるように相談を持ち掛けた。だが実は匠にとって八重は初恋の相手で……？
これまで、『大病院占拠』（2023年／日本テレビ系）で、界星堂病院を占拠する、鬼の面を被った武装集団「百鬼夜行」のリーダー格・青鬼こと大和耕一を演じたり、『ファイトソング』（2022年／TBS系）で児童養護施設「あさひ学園」で育ち、陽気でチャラい振る舞いをしつつも同じ施設で育った幼なじみの花枝（清原果耶）を一途に思い続ける夏川慎吾を演じたりと、様々なドラマで存在感を発揮してきた菊池。4月期放送の『隣の男はよく食べる』（テレビ東京系）では、倉科カナ演じる10歳年上の女性とのラブストーリーを繰り広げている。
それでも今回のオファーには驚きを隠せず、「女性にモテまくるドS」という匠の役どころに「ラブコメならではの照れ」があったそう。だが、その克服方法について、菊池は、二宮和也主導で開設されたYouTubeチャンネル「ジャにのちゃんねる」で共演しており、現在放送中の『王様に捧ぐ薬指』（TBS系）で本作と同じく、少女漫画原作のキャラクターを演じるHey! Say! JUMPの山田涼介を引き合いに出し、「（山田が）少女漫画からそのまま出てきたような方なので、僕は僭越ながら自分自身を“山田涼介”だと思ってこの3カ月生きていこうと思っています（笑）」とユーモアたっぷりなコメントを寄せている。
匠は、八重に“ウソの妻”になることを提案して初恋の人と過ごす時間を手に入れたが、彼女の前ではなかなか素直になれない。 そんなもどかしい思いを抱えながらどのように八重との関係を深めていくのだろう。初共演となる菊池と長濱の掛け合いがこれから楽しみだ。
（文＝久保田ひかる）
