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別馬のように強くなったソングライン 競馬史に名を刻む名マイラーの域に

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【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】

◆先週の血統ピックアップ

・6/4 安田記念(GI・東京・芝1600m)
 中団の外を追走したソングラインが直線で外から突き抜け、セリフォス以下の追撃を抑えて2連覇を達成しました。ヴィクトリアマイル→安田記念の連勝は09年のウオッカ以来史上2頭目。東京芝1600mで過去7戦し、連対を外したのは昨年のヴィクトリアマイル(5着)だけですが、このときは3コーナーで躓く不利があり、なおかつ前残りの流れで展開も向きませんでした。理由なく凡走したレースはありません。

 ソニンクを起点とするファミリーは、ダービー馬ロジユニヴァース、秋華賞と英G1ナッソーSを勝ったディアドラ、青葉賞を制したスキルヴィングをはじめ多くの活躍馬を出しており、東京芝コースの成績が優秀。重賞に限ると18戦8連対(連対率44.4%)と抜群の成績です。父キズナはアカイイト(エリザベス女王杯)、ディープボンド(フォワ賞、阪神大賞典2回、京都新聞杯)、バスラットレオン(ゴドルフィンマイル、1351ターフスプリント、ニュージーランドトロフィー)などの父。GIを勝った本馬とアカイイトはいずれも「キズナ×シンボリクリスエス」という組み合わせです。

「ここにきて馬が一段、二段、上がってきている」という戸崎騎手の言葉どおり、目覚ましい充実ぶりで、以前とは別馬のように強くなっています。グレード制が導入された1984年以降、芝のマイルG1(海外含む)を最も多く勝ったのはグランアレグリアの5勝。タイキシャトル、ウオッカ、モーリスが4勝で並び、ソングラインはダイワメジャー、ブエナビスタ、アパパネ、アドマイヤマーズ、ソダシと並ぶ3勝。競馬史に名を刻む名マイラーの域に入りつつあります。

◆今週の血統注目馬は?

・6/10 松前特別(2勝クラス・函館・芝1800m)

 函館芝1800mに強い種牡馬はキズナ。2013年以降、当コースで産駒が20走以上した32頭の種牡馬のなかで連対率30.0%は第2位。当レースに産駒が登録している種牡馬のなかではナンバーワンです。エグランタインは昨年の秋華賞以来の出走となります。ローズS3着、秋華賞6着の実績は2勝クラスのものではなく、早々に重賞クラスに返り咲くのではないでしょうか。ここは通過点です。

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