
原巨人に今オフ、やはり大きな動きがあるのか。
侍ジャパンの栗山英樹監督が6月2日、都内で退任会見を行った。
「1試合1試合、忘れられない。すべての人に感謝しています」
達成感いっぱいの表情でこう語ったが、気になるのは今後の去就。何しろ野球で世界一の頂点を極めた監督である。本人からは会見で、
「ちょっと恥ずかしくて言えないですけど、あります」
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と、メジャーリーグへの進出とも取れる匂わせ発言もあった。
もちろん、国内でもラブコールが鳴り止まない。中でも水面下で積極的に動いていると言われているのが、巨人への入閣である。原辰徳監督は今季が3年契約の2年目。山口寿一オーナーは今季前、
「今年のジャイアンツは優勝が必達目標だと、勝つことに徹してほしいと、監督のもと1つになって勝ち切ってほしいということを言いました」
としており、これは優勝をしなければそれ相応のメスを入れるお触れと言える。
一方、「僕は原マニアですから」と、以前から言い続けている栗山氏は2021年、日本ハム監督時代にチームメートへの暴行事件を起こした中田翔の巨人への無償トレードを画策。原監督へ直接電話をかけ依頼し、実現させたのも有名な話だ。このオフ、原監督が辞任危機に陥れば、栗山氏にとってこの時の恩を返す絶好の機会到来となる。