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渡辺未詩「白昼夢は今が一番強い。坂崎ユカさんが卒業してしまう大事な年に結果を残したい」【東京女子プロレス】

TOKYO HEADLINE

 プロレスとアイドルを両立する「アップアップガールズ(プロレス)」のメンバー渡辺未詩(東京女子プロレス)がグングン急上昇中だ。

 昨夏の最強女王決定トーナメント「東京プリンセスカップ」では中島翔子、山下実優の2強を破って準優勝。昨年10月9日にはアレックス・ウィンザーを下してインターナショナル・プリンセス(IP)王座を奪取し、シングルベルト初戴冠。同王座は3月18日、東京・有明コロシアムで白昼夢のパートナー辰巳リカに敗れて陥落したものの、その勢いはとどまることを知らない。

 渡辺は辰巳とのコンビで6月11日、東京・後楽園ホールでマジカルシュガーラビッツ(マジラビ=瑞希&坂崎ユカ)が保持するプリンセスタッグ王座に挑む。そこで、その渡辺に昨夏以降のこと、タッグ選手権試合への思いを聞いた。

6・11後楽園でのプリンセスタッグ王座奪還に意欲

――昨夏からプリンセスカップ準V、IP王座奪取と3回の防衛。この数カ月で上がっていけたと感じていますか?
「ここ最近で言うと、去年の夏が一番印象強いです。スピードが増したとか、より頑張らなきゃという明確な目標が見えた時期でした。そこから、時が流れていくうえで、自分のなかでも加速して、IP王座に挑戦したあたりから動けていけたので、そこはすごく成長できたかなと思います」

――自分なりにどこがよくなって勝てるようになったと思いますか?
「トーナメントで中島さん、山下さん、(坂崎)ユカさんと、旗揚げメンバーの3人と戦うという運命的なルートをたどって。そこで3人の偉大さを知っていって、ぶつかっていくことで、この3人が背負ってる、何もないところからつくり上げてきた偉大さを感じて。そのなかでも最後に決勝で当たったユカさんから感じたものは、すごく大きくて。メチャクチャ背中が大きくて、ユカさんが背負ってるいろんなものを感じました。強くなることで、私も先頭を突っ走っていくところに加速していくような選手になりたいと思いましたし、その辺じゃないかと思います」

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――昨年10月にIP王座を獲って、その試合から海外選手との対戦が増えました。外国人選手とタイトル戦を戦いながら勝っていけたのはプラスになりましたか?
「最初は海外の人とやるのは怖いと思ってて。普段顔を合わせてる東京女子の人とはある意味信頼がありますけど、相手は全然知らない、しゃべったこともない人で。そういう怖さもあったし、肉体的な怖さ、自分のパワーがどこまで通用するのかって思いもありました。自分はパワーを全面に生かした試合をしてる。渡辺未詩というパワーで、海外選手も倒していきたいという思いでやって、プラスになったと思います」

――今までと違う経験を積み重ねて、スキルアップできましたか?
「だんだん当たっていくうえで、海外選手とだったら、こういうふうに(ジャイアントスイングで)回したいとか、こういうふうに勝ちにいきたいというのがありました。最初に海外選手と当たった頃は余裕がなかったけど、(2月に)ジャナイ・カイ選手と対戦した頃は、IPのチャンピオンとして“来てくれた海外選手に日本を楽しんで帰ってほしいな”ってところまで、気持ちが沸いてくるようになりました。最初に比べると、海外選手と自分も楽しんでできるようになったし、相手も楽しんで、充実した日本での滞在をして帰ってほしいなって気持ちになりました」

――IP王座はパートナーの辰巳選手に獲られてしまいました。マジラビはできたらパートナー対決はしたくないという考えですが、白昼夢にはそれはあまりないですか?
「対戦はしたくないんです。リカさんは狂ってるんで(笑)。狂ってるのを隣で見てるのが一番なんです。リカさんは私より全然先輩で、先輩として引っ張ってくれてるところが大きい。2021年2月にリカさんがプリプリ(プリンセス・オブ・プリンセス)王座を持っていた時に挑戦したんですが、挑戦した時から、リカさんにどれだけ追いつけるのか、リカさんに勝ってみたいという感情はずっと沸いてます。だから、いざ戦うとなったら、そっちにシフトできると思ってます」

――3・18有明では辰巳選手との2年ぶりのシングルで敗れましたけど、手応えはありましたか?
「2年前に挑戦したときとは、リカさんも違うけど、自分もものすごく成長したなって気が付くくらいで。そもそも置かれた状況が逆で、私がベルトを持ってて、リカさんを迎え撃った。入場も私が後で、赤コーナー。そういう部分で意識がグッと引き締まって。今までだったらリカさん、何してくるかなという恐怖心があって、いつもリカさんのペースに惑わされてしまったりで。自分のなかでもこの2年で自分はどういうふうに試合しよう、どういうふうに回そうとか、そういう戦い方をリカさんがいなくてもできるようになったので。そういう意味で自分なりの戦いをリカさんにぶつけられることができて、ただの後輩がチャレンジするってものにはしたくなかったという目標は達成できたかなって思います」

――6・11後楽園ではマジラビに挑戦します。昨年3・19両国国技館でのタッグ王座戦以来の対戦になります。いざ挑戦となると、どういう気持ちですか?
「挑戦するからには勝ちたいし、ベルトを巻きたい気持ちはもちろん大きいですけど…。ユカさんの卒業というのがあって、そこへの思いがすごい沸いてきて、最初、挑戦のことを聞いた時は“それどころじゃないよ”くらいの気持ちでした」

――でしたらメンタル面は徐々につくっていく感じになりますか?
「ユカさんが卒業する12月1日までの間、実質3カ月くらいしか日本にいないって言っていたので、もしかしたら6・11後楽園がユカさんに触れる最後の試合になる可能性もある。その辺も含めて、もうちょい時間が欲しかったんですけど。去年の夏にシングルで戦えたのはすごいデカいし、吸収したものがあるから今の私があると思ってるので、またユカさんとシングルしてみたかった気持ちもなくはないんです。ずっと強い背中で先頭を突っ走ってくれてると思ってたので、私たち後輩もノビノビと進んでいった部分があるんです。去年はユカさんという壁を追い越すという言い方をしてたんですけど、この1年間、その言い方はちょっと違ったかなと後悔してて。追い越すというより、追いつくが正解だったなと。追い越すという言い方をすると、先輩たちも進み続けてるから、壁を越したら、その壁はなくなってしまうのかって。そういうわけじゃないと気付いて。ユカさんを含め、先輩たちと一緒に一生このまま走り続けてくれると思ったので追いつくって。いつかユカさんに追いついて勝ちたいと思ってたんですけど、それがもうかなわなくなってしまうかもしれないって思って。今回のタッグ王座戦で、ユカさんに追いついたよって見せたいし、勝ちたいし。それとは別に白昼夢として、リカさんもユカさんと一緒にやってきた部分があると思うので、よりそれぞれのここにかける思いがぶつかる日になるのかなと思います」

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