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10人のアトレティコ、後半AT被弾で逆転での2位フィニッシュならず…《ラ・リーガ》

超ワールドサッカー

アトレティコ・マドリーは4日、ラ・リーガ最終節でビジャレアルとアウェイで対戦し2-2の引き分けに終わった。

最終節の結果次第で2位フィニッシュの可能性も残されている3位アトレティコ・マドリー(勝ち点76)は、前節のソシエダ戦からスタメンを3人変更。カラスコやデ・パウル、ヒメネスに代えてアンヘル・コレアやバリオス、サビッチをスタメンで起用した。

すでにヨーロッパリーグ(EL)出場圏内が確定している5位ビジャレアル(勝ち点63)に対し、アトレティコは9分に失点する。自陣でのボール奪取からカウンターを仕掛けると、バイタルエリア中央右手前まで持ち上がったチュクウェゼがサイドチェンジ。これはボックス手前でバリオスにクリアされるも、こぼれ球をボックス右で拾ったジャクソンが難なくゴールに流し込んだ。

先制を許したアトレティコだが、すぐに反撃。18分、ボックス右横で獲得したFKの場面でキッカーのグリーズマンがサインプレーから、中央へグラウンダーパスを供給すると、走り込んだアンヘル・コレアが合わせたシュートがゴール左隅に吸い込まれた。

その後は一進一退の展開が続く中、ビジャレアルは45分にボックス手前でパスを受けたキャプーがミドルシュートでゴールに迫ったが、これは右ポストを直撃。前半は1-1で終了した。

迎えた後半、再びスコアを動かしたのはアトレティコだった。56分、エルモソのスルーパスで左サイドを抜け出したグリーズマンがワンタッチでDFの裏のスペースに絶妙なパスを供給すると、これに反応したアンヘル・コレアが飛び出したGKを冷静にかわし無人のゴールにシュートを流し込んだ。

勝ち越したアトレティコだったが、70分にアクシデント。相手のロングフィードをサビッチが対応するも、頭で繋いだバックパスが味方のいない場所に流れる。このこぼれ球に反応したロ・チェルソをヴィツェルがスライディングタックルで倒すと、ヴィツェルはレッドカードで一発退場となった。

その後、ビジャレアルの猛攻を何とか凌いでいたアトレティコだったが、試合終了間際に失点する。92分、バエナのロングパスでボックス中央左に侵入したジャクソンが飛び出したGKを引きつけて中に折り返すと、相手DFの中途半端なクリアを走り込んだメディーナがゴール右隅にシュートを流し込んだ。

結局、試合はそのまま2-2でタイムアップ。土壇場被弾でドローに終わったアトレティコは、3位で今シーズンを終了した。

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