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ベンゼマ惜別弾に守護神躍動のマドリーがホーム最終戦ドローも2位フィニッシュ《ラ・リーガ》

超ワールドサッカー

ラ・リーガ最終節、レアル・マドリーvsアスレティック・ビルバオが4日にサンティアゴ・ベルナベウで行われ、1-1のドローに終わった。

前節、ロドリゴのドブレーテでセビージャを破って2位キープに成功したマドリー。今季のホーム最終戦では逆転でのヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)出場を目指す8位のアスレティックと対戦した。勝って2位フィニッシュを目指すアンチェロッティのチームは、。なお、今季限りでの退団が発表された選手ではベンゼマがスタメン、アセンシオとアザール、マリアーノもベンチに入った。

試合当日に電撃的に今季限りでの退団が発表されたベンゼマの一挙手一投足に注目が集まったベルナベウでの今季最終戦。立ち上がりから主導権争いが続いた中、意外な形からアウェイチームにビッグチャンスが転がり込む。

9分、ボックス内でイニャキ・ウィリアムズの頭での折り返しが、クロースの広げていた腕に直撃。アスレティックにPKが与えられる。だが、キッカーのベスガが左を狙って蹴ったシュートはGKクルトワが圧巻のセーブで阻止した。

守護神のビッグプレーで早々の失点を回避したマドリーは、徐々にヴィニシウスとロドリゴの両翼の個人技を軸に攻め込む場面を増やしていく。そして、ベルナベウでのラストゴールが期待されるエースに積極的にボールを集める。

そのベンゼマになかなかシュートチャンスは訪れぬも、24分にはヴィニシウスがボックス左でのカットインからニア下へ鋭いシュートを放ってGKウナイ・シモンを脅かした。

前半半ば以降はマドリーがボールを握るものの、アスレティックが効果的なカウンターでよりゴールへ迫っていく。ただ、ユーリやグルセタ、イニャキと続けて枠内にシュートを飛ばしていくが、いずれもGKクルトワの好守に阻まれた。

アスレティックペースも試合はゴールレスで後半に突入すると、ミスを突いたアウェイチームが先にゴールをこじ開けた。49分、相手陣内でセバージョスを潰したデ・マルコスがボックス右に持ち込んで折り返しを供給。ゴール前のサンセトの最初のシュートはGKクルトワの好守に阻まれるが、こぼれ球を冷静に蹴り込んだ。

ホームで先手を奪われたマドリーは、逆転でのECL出場へ士気が高い相手に以降も苦戦。57分には相手が狙うロングカウンターからイニャキにボックス内へ抜け出されるが、ここはクルトワのビッグセーブで事なきを得る。この直後にはカマヴィンガとセバージョスを下げてチュアメニと共にこれがラストマッチのアセンシオをピッチへ送り出した。

この交代によって前線の枚数を増やしたものの、なかなか決定機まで持ち込めないマドリー。だが、71分にはボックス内での競り合いの際にミリトンがユーリのひじ打ちを受けてPKを獲得。そして、キッカーのベンゼマがきっちり決め切り、ベルナベウでのラストマッチで今季19点目を挙げた。

この直後にアンチェロッティ監督はベンゼマを下げてモドリッチを投入。偉大なるカピタンにしてエースストライカーがピッチを去る際にはマドリディスタから惜しみない拍手と声援が捧げられた。

その後、試合終盤にかけては一進一退の攻防が続く。マドリーはホーム最終戦を白星で飾るべくヴィニシウスとロドリゴのコンビで幾度か決定機を作ったが、89分のゴール前でのロドリゴの決定機はシュートを枠に飛ばせない。逆に、相手の鋭いカウンターに晒されてイニャキに決定機を許したが、ここでもGKクルトワが見事なセーブでチームを救った。

そして、試合はこのまま1-1でタイムアップ。ホーム最終戦で勝利を逃したマドリーだったが、同時刻開催の試合でアトレティコが引き分けたことで何とか2位で今シーズンのプリメーラを終えることになった。

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