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『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』プレミアで、スタッフ&キャスト陣が出来に自信!「絶対にやりたくなかったことは前回の繰り返し」

MOVIE WALKER PRESS

6月16日(金)より公開される長編アニメーション映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』のワールドプレミアが、アメリカのロサンゼルスにて開催。スパイダーマンのコスプレに扮装した熱狂的なファンも多数参加するなか、主人公であるマイルス・モラレス役のシャメイク・ムーアやスパイダーウーマンのグウェンを演じたヘイリー・スタインフェルドらキャストのほか、プロデューサー及び脚本を務めたフィル・ロード&クリス・ミラーのコンビ、ホアキン・ドス・サントス、ケンプ・パワーズ、ジャスティン・K・トンプソンら監督チームらも登壇し、レッドカーペットを歩いた。

本作は「スパイダーマン」映画シリーズ初の快挙となるアカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した『スパイダーマン:スパイダーバース』(18)の続編。マルチバースを自由に行き来できるようになった世界で、スパイダーマンを継承した高校生のモラレス(声:小野賢章)は、前作でともに戦ったグウェン・ステイシー(声:悠木碧)と再会し、様々なバースから選び抜かれたスパイダーマンたちが集う“マルチバースの中心”へとたどり着く。そこでマイルスが目にしたのは、愛する人と世界を同時には救えないという、かつてのスパイダーマンたちが受け入れてきた悲しき運命だった。それでも両方を守り抜くと固く誓ったマイルスだが、その大きな決断が、やがてマルチバース全体を揺るがす最大の危機を引き起こしてしまう。

シャメイク・ムーアはシックなジャケットで登場し「すばらしい気分です。生きてるって感じがしますね」と、プレミアに参加した喜びを語る。「誰でもマスクを被ることはできるけど、重要なのは、それでなにをするかということです」と本作のメッセージに言及、これから映画を観る観客に「様々なユニバースが登場する本作で、いろいろなマルチバースへ行ってほしい」とメッセージを寄せた。

愛くるしいルックスで『バンブルビー』(19)やドラマ「ホークアイ」など様々な話題作に出演し、歌手としても活躍するヘイリー・スタインフェルドは「パーフェクトに感情移入できる作品で、忘れられない経験になりました」と振り返り「フィル、クリスはじめ、フィルムメーカー全員がこの作品で、そして本作でやり遂げたことには本当に驚かされます」と大絶賛する。「ファンはいろいろ見つけるのが上手だけど、私は75回から100回ぐらい観ても、まだまだ新しい発見がありそうです。とにかくすべてを取り込んで、またすばらしい作品を作り出せたのは見事です」と感動しきりだ。さらに彼女は「前作の『スパイダーマン:スパイダーバ―ス』を観ている人は絶対に楽しめる作品です。でも観ていなくても楽しめます!」「フレームごと拡大して博物館に展示すべきです」と茶目っけたっぷりに語った。

前作から引き続きプロデューサーと脚本を務めたフィル・ロード&クリス・ミラーのコンビは、あらゆる想像をフィルムで実現するために「本作のために新しいソフトウェアを開発、スタッフに新技術を教え、いろいろな発明が詰まった作品」だと明かし、前作『スパイダーマン:スパイダーバース』の大ヒット以来、実写も含めてマルチバースブームが増えたことにも言及。しかし「アニメでしかできないことがある」「スパイダーマンは宇宙から来たとかではなく、普通の人」「“誰でもマスクは被れる”というところが、多くの人の心に響くのだと思います」と、パイオニアらしい自信をのぞかせる。

ホアキン・ドス・サントス、ケンプ・パワーズ、ジャスティン・K・トンプソンら監督チームも揃って登壇し「絶対にやりたくなかったことは前回の繰り返し。進化させたかった」「どんなにすばらしい映画でも観客が愛情をもって、自分をマイルスやグウェンと重ね合わせることができるストーリーを、大事にした」と本作に寄せる思いを語った。

文/山崎伸子
 
   

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