top_line

【完全無料で遊べるミニゲーム】
サクサク消せる爽快パズル「ガーデンテイルズ」

【大学野球】主将の決意表明で共通していた「一戦必勝」の思い “大学日本一”をかけた26試合は明日開幕

週刊ベースボールONLINE

久しぶりの再会で



昨年の侍ジャパン大学代表でプレーした3人の主将が再会し、健闘を誓い合った[左から大商大・上田、仙台大・辻本、明大・上田]

 第72回全日本大学野球選手権大会の開会式が6月4日、東京都内で行われた。全国26連盟から27代表校の全選手が一堂に会して行われるのは4年ぶりである(2020年は中止。21年は大会初日に神宮で開幕試合を行う2校が参加。22年は監督、主将、主務のみが参加)。大会は5日に神宮球場、東京ドームで開幕し、11日に神宮球場で決勝が行われる予定だ。

 久しぶりの再会があった。

 昨年の侍ジャパン大学代表でハーレムベースボールウイーク(4位)に当時3年生で出場した仙台大・辻本倫太郎(4年・北海高)、明大・上田希由翔(4年・愛産大三河高)、大商大・上田大河(4年・大商大高)が、それぞれのチームの主将として顔を合わせた。

 開会式における主将の決意表明では、短い言葉に、意気込みを示した。

「一戦必勝で、優勝を目指して頑張ります」(仙台大・辻本)

「昨年の借りを返すため、一戦必勝で頑張ります」(明大・上田)

「一戦必勝で、日本一を目指して頑張ります」(大商大・上田)

 3人に共通した「一戦必勝」。今大会はトーナメントであり、負けたら終わりの一発勝負。より集中力を高めた戦いが求められる。

 明大は昨年、佛教大との準々決勝を延長10回タイブレークの末に2対3で敗退した。上田は言う。

「東京六大学リーグ戦で優勝したときから、日本一を取るつもりで、練習から緊張感を持って取り組んできました。タイブレークの前に決着をつけたいですが、すべてのケースを想定して、ベストの準備ができています」

 上田は意識する選手に、投手は大商大・上田、打者は仙台大・辻本を挙げた。「(大学選手権後の6月17日からは侍ジャパンの)選考合宿もあるので、そこで頑張ろうという話をしました」。まずは、大会3日目の第3試合(神宮)に予定される2回戦(東農大北海道オホーツクと日体大の勝者)に全神経を傾ける。

 大商大の154キロ右腕・上田はエースであり主将の大黒柱。「4回生、最上級生の意識はなく、マウンドではゼロに抑えるだけ」と頼もしいが、キャプテンナンバー「1」を背負うのは「重いです。プレッシャーは感じますが、勝つことだけを考えて腕を振る」と語る。2年時から全国舞台を経験し、目指すは「日本一」のみ。初日に星槎道都大と対戦するが、大会の入りで勢いに乗りたいところだ。

 仙台大・辻本は全力疾走、声出しと、見ている者を熱くさせる、正真正銘のチームリーダーだ。三拍子そろった遊撃手に、森本吉謙監督は「スタイルがブレずに、どこでも変わらないのが彼の良さ。今大会もアグレッシブにやってくれるはず」と期待を寄せる。仙台大は大会2日目にプロ注目左腕・古謝樹(4年・湘南学院高)を擁する桐蔭横浜大と対戦する。

 2023年の「大学日本一」をかけた26試合から目が離せない。

文=岡本朋祐 写真=BBM
 
   

ランキング(スポーツ)

ジャンル